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てる コラム

【世界のコーヒー】パナマのコーヒーの特徴は?味や生産地について


シングルオリジンコーヒーが広まって、いろんな生産国の様々な農園のコーヒーがお店に並ぶようになってきました。

ただ、「ウガンダ ウォッシュド」とか「エルサルバドル パカマラ」と言われても、
「ウガンダってどこの国?」「エルサルバドルはアフリカの国?」となりませんか?

そこで、みなさんがこの記事読んで、コーヒー屋さんに行ったら、

「あぁー、このコーヒーはこんな特徴で、お豆ははこういう味だよね!」って理解できるように解説していきたいと思います!

今日は「パナマ」についてです。

パナマって?

パナマは中米の一番南の先端にあり、南米とを繋ぐ国です。コスタリカと南米のコロンビアと隣接しています。
最近までずっとパナマはカリブ海の島国だと思ってました笑

パナマ運河ってご存知ですか?
アメリカ大陸を横切って、ヨーロッパのある大西洋から太平洋に渡るためにつくられた運河です。
この運河を通る時に通行料を払わなければなりません。パナマはこの通行料が大きな収入源で、隣りのコスタリカと並んで中米の中では経済的に裕福な国です。

首都はパナマシティ。

パナマのコーヒー栽培の歴史

パナマのコーヒー栽培の歴史は19世紀の移民によってはじめられたと言われています。
パナマのコーヒー生産はコスタリカの10分の1ほどの生産量で、コーヒーの生産は多くはありませんでした。

パナマの名前を世界に広めたのはやはり2004年のベスト・オブ・パナマ 。パナマのエスメラルダ農園がこの年のベストオブパナマに出品したゲイシャが当時としては破格の1ポンド当たり21ドルの値段をつけたことで、ゲイシャという品種とパナマコーヒーを世に知らしめた。
2019年のベストオブパナマではエリダ農園が1ポンド11万円という史上最高価格を付けたりして、注目を集めている。

パナマでは他のコーヒー生産国に比べ労働環境がしっかりとしており、賃金をしっかり支払う必要があったり、元々の地価が高いなどがあり、コーヒーの価格が高い傾向がある。パナマコーヒーの9割はアメリカ輸出向けになっている。

生産地

収穫期は12月から3月。
パナマのコーヒー栽培が行われているのはコスタリカとの国境に近い南東部のバル火山付近。

生産地 特徴
ボケテ地区 標高が高く、昼夜の寒暖差が大きいため、高品質なコーヒーを栽培するのに適した環境
ボルカン・カンデラ地区 優れたボディがあり、エスプレッソに向く
レナシメント地区 あまりスペシャルティコーヒー向きではない

パナマ コーヒーの味わい

パナマコーヒーは柑橘系やフローラルさを持ち、さっぱりとしていて、繊細でかつ複雑なフレーバーを楽しめる。

日本ではあまり目にすることがないパナマのコーヒーだが、品質の良いパナマコーヒーはごくまれに手に入れることができる。
価格は高いが、それに見合ったスペシャルティコーヒーの体験ができるはず。

(参考)コーヒー生産国

以下のコーヒー生産国ごとにコーヒーの味の特徴など紹介しています。コーヒーの3大生産地のアジア、アフリカ、中南米ごとに分類しています。

地域
中米 メキシコ、グアテマラコスタリカホンジュラスエルサルバドル、ニカラグア、パナマ、ジャマイカ
南米 ブラジルコロンビア、ペルー、ボリビア、エクアドル
アフリカ エチオピアケニアタンザニアルワンダ、イエメン、ウガンダ、マラウィ、ブルンジ
アジア インドネシア、ベトナムインド、中国、パプアニューギニア、ミャンマー、ハワイ

**Photo source: unsplash

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