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てる コラム

【世界のコーヒー】インドのコーヒーの特徴は?味や生産地について


シングルオリジンコーヒーが広まって、いろんな生産国の様々な農園のコーヒーがお店に並ぶようになってきました。

ただ、「ウガンダ ウォッシュド」とか「エルサルバドル パカマラ」と言われても、
「ウガンダってどこの国?」「エルサルバドルはアフリカの国?」となりませんか?

そこで、みなさんがこの記事読んで、コーヒー屋さんに行ったら、

「あぁー、このコーヒーはこんな特徴で、お豆ははこういう味だよね!」って理解できるように解説していきたいと思います!

今日は「インド」についてです。

インドって?

インドのコーヒーはまだまだコーヒーショップをまわってもほとんど出まわっていません。
実は、インドのアラビカコーヒーはアジアで最大の生産量を誇るほどなんです。

インドの場所はこちら。
首都はニューデリーです。

インドのコーヒー栽培の歴史

インドのコーヒーの歴史は結構古いんです。
16世期ごろまで、オスマントルコに独占されていたコーヒーですが、
初めてイエメンからコーヒーが(こっそりと)世界に持ち出された先が今のインドでした。
ババ・ブータンという人物が聖地巡礼のついでにこっそりと持ち出しました。
インド人っぽいですよね笑

ただ、サビ病の流行や植民地支配をしていたイギリスが紅茶が流行したことで、
インドでのコーヒー生産はそこまで盛んになりませんでした。

生産地

インドのコーヒー生産地は南部で、
カルナータカ州、ケラーラ州、タミール・ナドゥ州などが古くからコーヒー生産をしています。
最近では東部や北東部でも生産が行われているようです。
収穫時期は11月ごろから3月ごろまでです。

現在、アラビカとロブスタの生産割合はほぼ半々で、若干ロブスタの方が優勢という形です。
インドではウォッシュトプロセスもナチュラルプロセスも行われている。
またインド特有の「モンスーンコーヒー」と呼ばれるものもある。

インドコーヒーの味わい

インドのコーヒーはまだまだ未知です。

今のところのインドコーヒーは、
クリーンで、すっきりしたハーブ感
が楽しめる印象。

インドネシアなどアジアのコーヒーに近い味わいですが、
そこまでどっしりしておらず、飲みやすいと思います。

まだまだスペシャルティコーヒーを生産している農園は少なく、
品質や独特なフレーバーは今後に期待が高まります。

もしインドコーヒーを見つけたら是非飛びついてみましょう。
値段もまだまだそこまで高くないはずです。

(参考)コーヒー生産国

以下のコーヒー生産国ごとにコーヒーの味の特徴など紹介しています。コーヒーの3大生産地のアジア、アフリカ、中南米ごとに分類しています。

地域
中米 メキシコ、グアテマラコスタリカホンジュラスエルサルバドル、ニカラグア、パナマ、ジャマイカ
南米 ブラジルコロンビア、ペルー、ボリビア、エクアドル
アフリカ エチオピアケニアタンザニアルワンダ、イエメン、ウガンダ、マラウィ、ブルンジ
アジア インドネシア、ベトナムインド、中国、パプアニューギニア、ミャンマー、ハワイ

**Photo source: unsplash

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