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てる コラム

【世界のコーヒー】コロンビアのコーヒーの特徴は?味や生産地について


シングルオリジンコーヒーが広まって、いろんな生産国の様々な農園のコーヒーがお店に並ぶようになってきました。

ただ、「ウガンダ ウォッシュド」とか「エルサルバドル パカマラ」と言われても、
「ウガンダってどこの国?」「エルサルバドルはアフリカの国?」となりませんか?

そこで、みなさんがこの記事読んで、コーヒー屋さんに行ったら、

「あぁー、このコーヒーはこんな特徴で、お豆ははこういう味だよね!」って理解できるように解説していきたいと思います!

今日は「コロンビア」についてです。

コロンビアって?

コロンビアのコーヒーはよく目にすると思います。どこのコーヒーショップに行っても置いてあるのではないでしょうか?

なんせコロンビアは世界第3位の産出量を誇るコーヒー生産国です。
世界のコーヒー生産量の1割弱を生産しています。

さて、コロンビアはどこにあるかご存知ですか?
コロンビアは南米の赤道下にあります。
南米の一番北にある国で、周りにはベネズエラ、ブラジル、ペルー、エクアドルに囲まれています。
首都はボゴタです。

コロンビアのコーヒー栽培の歴史

コーヒーがコロンビアに持ち込まれたのは1723年にイエズス会だと言われています。

1912年には輸出総額の半分を占め、今でもコロンビアのコーヒー生産や輸出などを管理するFNCが1927年に発足します。

現在、FNCはコロンビア国内のコーヒー生産者の利益を守り、コーヒーの品質向上を目的に活動しているNGOです。

生産地

コロンビアは赤道下にある国で、平地では温度が高くコーヒー栽培には暑すぎて向いていません。
ただ、コロンビアはアンデス山脈が連なり、標高5000m級の山々がそびえ立ちます。
そんな山間部でコーヒーが栽培されています。

主に国の西部でコーヒーが栽培が盛んです。
主な生産地には、ナリーニョ、カウカ、ウィラ、トリマなどがあり、そのほかにもあります。

生産地 メモ
ナリーニョ コロンビア南西部。エクアドルと隣接。高品質なコーヒーが多く、複雑さのあるコーヒー。
ウィラ コロンビア南西部。香りが強く、酸味やコクもしっかりあり、甘みに特徴があるコーヒーが多い
カウカ コロンビア南西部。ナリーニョとウィラに隣接。フローラルで、個性的なフレーバーを持つコーヒーが多い

コロンビアは赤道を跨ぐ国なので、赤道をまたいで北半球と南半球に位置する地域では気候が逆になるため、収穫期が2回存在するのも特徴と言えます。
主な収穫期は9月から12月ごろと、3月から6月ごろに2回に分かれます。

コロンビアコーヒーの味わい

コロンビアのコーヒーは多様に富んでいると言えます。
FNCが品質向上の指導を行ったり、農園や地域独自で様々な品種や加工方法など研究開発が盛んなのが理由です。

チョコレートやナッツのような味わいのどっしりとした昔ながらのコーヒーらしいものから、
甘くてフルーティなフレーバーを持つコーヒーもあります。

コロンビアのコーヒーからイメージするカラーは、
パステルグリーンの淡い明るい色のものから、黄色、赤色、明るい茶色をイメージするものまで本当に様々です。

品種や加工方法、生産地によって異なるので、
コロンビアコーヒーだからといって一言ではまとめることができません。
逆に、いろいろなコーヒーを味わい探す楽しみがあると言えます。

(参考)コーヒー生産国

以下のコーヒー生産国ごとにコーヒーの味の特徴など紹介しています。コーヒーの3大生産地のアジア、アフリカ、中南米ごとに分類しています。

地域
中米 メキシコ、グアテマラコスタリカホンジュラスエルサルバドル、ニカラグア、パナマ、ジャマイカ
南米 ブラジルコロンビア、ペルー、ボリビア、エクアドル
アフリカ エチオピアケニアタンザニアルワンダ、イエメン、ウガンダ、マラウィ、ブルンジ
アジア インドネシア、ベトナムインド、中国、パプアニューギニア、ミャンマー、ハワイ

**Photo source: unsplash

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