シングルオリジンコーヒーが広まって、いろんな生産国の様々な農園のコーヒーがお店に並ぶようになってきました。
ただ、「ウガンダ ウォッシュド」とか「エルサルバドル パカマラ」と言われても、
「ウガンダってどこの国?」「エルサルバドルはアフリカの国?」となりませんか?
そこで、みなさんがこの記事読んで、コーヒー屋さんに行ったら、
「あぁー、このコーヒーはこんな特徴で、お豆ははこういう味だよね!」って理解できるように解説していきたいと思います!
今日は「コスタリカ」についてです。
コスタリカって?
コスタリカは中米の中では裕福国で、経済は世界平均レベルです。
他の中米の国と違い、20世紀後半も政治が安定し、バナナやコーヒーの輸出で経済を発展させてきました。
首都はサンホセ。
コスタリカのコーヒー栽培の歴史
コスタリカでのコーヒー栽培は19世紀初頭からすでにはじまっていました。
1821年にスペインから独立した後も、外貨獲得手段として積極的にコーヒー栽培が奨励されてきました。
コーヒーなどの輸出作物を売って、稼ぎ、経済的にも発展し、インフラ整備にも成功させ、
中米の中で最も経済的に優れた国になっています。
2018年にコスタリカのカップオブエクセレンスでは、ドン・カイート農園のゲイシャが1ポンド300ドルとCOE史上最高落札価格を記録しており、良質なスペシャルティコーヒーが生産されている。
生産地
収穫は10月から3月にかけて行われます。
コスタリカの土壌はミネラル分が多い火山性土壌で、高い標高で、コーヒーを栽培するための気候も揃っており、高品質なコーヒーが生産されています。
コスタリカの主なコーヒー生産地は、首都サンホセ周辺のセントラルバレー、ウェストバレー、タラス、トレスリオスが有名。
コスタリカ コーヒーの味わい
コスタリカのコーヒーはクリーンで雑味がなく、ライトボディなものが多い印象です。
ライトボディで明るい酸味がコスタリカコーヒーの特徴です。
コスタリカには大小様々な農園があり、研究熱心で、試行錯誤をした取り組みをしている農園も多くあります。
独特なフレーバーを持つスペシャルティコーヒーが農園単位で生産されているのはコスタリカの特徴とも言えます。
(参考)コーヒー生産国
以下のコーヒー生産国ごとにコーヒーの味の特徴など紹介しています。コーヒーの3大生産地のアジア、アフリカ、中南米ごとに分類しています。
地域 | 国 |
---|---|
中米 | メキシコ、グアテマラ、コスタリカ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、パナマ、ジャマイカ |
南米 | ブラジル、コロンビア、ペルー、ボリビア、エクアドル |
アフリカ | エチオピア、ケニア、タンザニア、ルワンダ、イエメン、ウガンダ、マラウィ、ブルンジ |
アジア | インドネシア、ベトナム、インド、中国、パプアニューギニア、ミャンマー、ハワイ |
**Photo source: unsplash