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てる コラム

【世界のコーヒー】グアテマラのコーヒーの特徴は?味や生産地について


シングルオリジンコーヒーが広まって、いろんな生産国の様々な農園のコーヒーがお店に並ぶようになってきました。

ただ、「ウガンダ ウォッシュド」とか「エルサルバドル パカマラ」と言われても、
「ウガンダってどこの国?」「エルサルバドルはアフリカの国?」となりませんか?

そこで、みなさんがこの記事読んで、コーヒー屋さんに行ったら、

「あぁー、このコーヒーはこんな特徴で、お豆ははこういう味だよね!」って理解できるように解説していきたいと思います!

今日は「グアテマラ」についてです。

グアテマラって?

コーヒーショップへ行くと必ずと言っていいほどグアテマラ産のコーヒーは目にすると思います。
ただ、グアテマラの場所を明確に言える人は少ないのではないでしょうか?

グアテマラは中米のメキシコの下にあります。

グアテマラのコーヒー栽培の歴史

1750年に当時いたイエズス会の宣教師によってグアテマラにコーヒーが持ち込まれます。
グアテマラは活火山が多く、土壌にミネラルが多いために、コーヒー栽培にはうってつけでした。
1860年以降、ドイツ移民によって本格的にコーヒー栽培が行われます。

グアテマラは赤道下にあるコーヒー生産国に比べると温度が低く、低地でもコーヒーを栽培することが可能です。
そのため、温度差の激しい標高の高い土地で栽培されたコーヒーは品質が良いとされ、
グアテマラコーヒーの格付けは標高差によって決まります。(コロンビアなどは豆の大きさで格付け)

グアテマラの銘柄で「グアテマラSHB」などとつけられているものがあり、この英語表記がグレードを表します。
グレードは7つに分けられますが、ここでは代表的な3つのグレードを紹介します。

グレード 標高
SHB(スクリクトリー・ハード・ビーン) 1300m以上
HB(ハード・ビーン) 1200-1300m
EPW(エクストラ・プライム・ウォッシュド) 900-1050m

生産地

グアテマラには8つの有名な生産地があります。
アンティグア、アカテナンゴ、ウエウエテナンゴ、コバン、アティトラン、サンマルコス、フライハーネス、ニューオリエンテです。
上の写真はアカテナンゴ火山です。

生産地 特徴
アカテナンゴ 後味のクリーンな余韻
アンティグア エレガントでバランスが良い
アティトラン シトラスのような明るい酸味
コバン フルーツのようなフレーバー
フライハーネス 鮮やかな酸味
ウエウエテナンゴ ワインのようなフレーバーと重厚さ
ニューオリエンテ チョコレートのようなフレーバーと重厚さ
サンマルコス 繊細なフローラルなフレーバー

グアテマラの収穫時期は12月から3月です。

グアテマラでは伝統的にウォッシュトプロセスによる加工が一般的ですが、
スペシャルティコーヒーを生産する農園では様々な加工方法も見られます。

グアテマラコーヒーの味わい

グアテマラのコーヒーを一言で表すと
すっきりとした味わいと調和のとれた酸味
だと思います。

フレーバーは今は多様で、チョコレート系のものからフルーツ系のものまで様々です。
比較的飲みやすいものがグアテマラには多い気がします。

(参考)コーヒー生産国

以下のコーヒー生産国ごとにコーヒーの味の特徴など紹介しています。コーヒーの3大生産地のアジア、アフリカ、中南米ごとに分類しています。

地域
中米 メキシコ、グアテマラコスタリカホンジュラスエルサルバドル、ニカラグア、パナマ、ジャマイカ
南米 ブラジルコロンビア、ペルー、ボリビア、エクアドル
アフリカ エチオピアケニアタンザニアルワンダ、イエメン、ウガンダ、マラウィ、ブルンジ
アジア インドネシア、ベトナムインド、中国、パプアニューギニア、ミャンマー、ハワイ

**Photo source: unsplash

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