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COEグアテマラ2019オークション結果 優勝ロットは58.70ドル/lb.で落札


7月25日の日本時間深夜、カップ・オブ・エクセレンス(COE)グアテマラ2019の国際オークションが開催された。今年COEグアテマラで87点以上をつけたロットは20農園あり、全20ロットの平均落札価格が1ポンドあたり15.62ドルとなった。その中でもスコア90.16を獲得し優勝したラス・マカダミアス農園のパカマラ・ナチュラルは58.70ドル(約6300円:1ドル107円換算)/lb.で落札された。落札したのは世界各国のロースタリー9社で、日本からは丸山珈琲、猿田彦珈琲が落札した。ラス・マカダミアス農園の売り出しロット合計の総落札額は47927.38ドルとなり、日本円にして約500万円の値段がつけられた。

今年からCOEのルールが若干変更になり入賞基準が87点以上に引き上げられた。グアテマラCOEで87点以上のスコアを獲得し入賞した農園は20で、そのうち国際ジャッジが上位3位までのロットに90点以上のスコアをつけられた。入賞して国際オークションにかけられた20農園のコーヒーの平均落札金額は15.62ドル/lbとなり、累計落札額は日本円にして約4000万円に及ぶ。

優勝したラス・マカダミアス農園に続き高値で落札されたのは6位のLos Lirios農園(スコア:89.42)のティピカ・ウォッシュトで、1ポンドあたり26ドルの値がついた。その後を追ったのは2位のKalibus la Sierra農園(スコア:90.14)のゲイシャ・ウォッシュトで25.10ドル/lb.となった。

カップオブエクセレンス とは

カップオブエクセレンス は、国際コーヒー機関(ICO)のプロジェクトの一環で、1999年にブラジルから始まり、現在ではグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、コスタリカ、ニカラグア、メキシコ、ブルンジ、ルワンダ、コロンビア、ボリビア、ペルーの12の生産国で行われている。今年でカップオブエクセレンスは20周年を迎える。

カップオブエクセレンスの選考は、最低基準のチェック、国内審査、国際審査と3段階で行われ、少なくとも5回の品質の評価が行われ、この厳しい品質評価を経て最低87点以上のスコアを獲得し入賞したコーヒーは、インターネットのオークションで名実ともにグローバルに競り落とされる。落札された価格は、諸経費を引いて、そのまま生産農家が手にすることができるのがCOEオークションの特徴。1999年の第1回カップオブエクセレンスでの1位獲得ロットの落札価格は2.6ドル/ポンドであったが、2018年には最高落札価格も更新し300ドル/ポンド(コスタリカCOE)となり、20年間の累計オークション収入は6億ドルを超えている。

今年のCOE開催日程

国際審査日程 オークション日程
メキシコ 6/18 - 6/21 8/8
ブルンジ 8/5 - 8/8 9/19
ルワンダ 8月開催 -
コロンビア南部 9月開催 -
ブラジル 10/15 - 10/19 12/11
ペルー 10/22 - 10/25 12/5

COE2019オークション概要

今年すでに開催が終了した国のCOEのオークション結果をまとめてみました。

最高落札価格(/lb.) 最高値獲得ロット 全ロット平均落札価格(/lb.)
コロンビア北部 35.60ドル ミカバ農園 ゲイシャ・ナチュラル 14.31ドル
エルサルバドル 64ドル サンタ・ローサ農園 パカマラ・ハニー 13.60ドル
ホンジュラス 120.10ドル サンタ・ルチア農園 ゲイシャ・ウォッシュト 13.67ドル
コスタリカ 65.30ドル サンタ・ルチア農園 ゲイシャ・ハニー 16.81ドル
グアテマラ 58.70ドル ラス・マカダミアス農園 パカマラ・ナチュラル 15.62ドル

*COE公式サイト
詳しい結果はこちら
**トップ画像は6位Los Lirios農園紹介ページより拝借

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