コーヒーの淹れ方の透過式と浸漬式とは？自分好みの淹れ方は？

みなさん、こんにちは！
みなさんはコーヒーを淹れるときどんな方法で淹れますか？

個人的には、断然ハンドドリップ派です！
ハンドドリップだと、コーヒー淹れてる！って気分になりますし、淹れてるときにコーヒーの香りが好きです！

多くの方もハンドドリップか、フレンチプレスを愛用している方も多いのではないでしょうか？

最近ではケメックスやエアロプレスなどかっこいい器具もたくさん出てきましたよね！

さて、今日はコーヒーの抽出方法について見ていきたいと思います！

コーヒーの抽出方法は「透過式」と「浸漬式」の2種類

コーヒーの抽出方法を細かく見て行く前に、
全ての抽出方法は「透過式」と「浸漬式」の2種類に分けられます。

「透過式」は「とうか式」と読み、コーヒーに対し、お湯を通すことでコーヒーを抽出する方法のことです。

「浸漬式」は「しんし式」または「しんせき式」と読み。コーヒーをお湯に漬け込み、抽出する方法を言います。

「透過式」とは？

先ほども言いましたが、透過式はコーヒーにお湯を通すことで抽出する方法です。

浸漬式に比べると、短時間で抽出が終わるのが特徴です。

透過式の代表的な方法は、ハンドドリップ！コーヒーにお湯をかけて、抽出していますよね？

他には、ハンドドリップと同様にネルドリップやケメックス、エスプレッソも透過式に分類されます。

「浸漬式」とは？

浸漬式はコーヒーを一定時間お湯にコーヒーの粉を漬け込むことでコーヒーを抽出する方法です。

透過式に比べると、漬け込むので、時間が長くかかります。

代表的な浸漬式の方法は、フレンチプレスでの抽出。他には、サイフォン、エアロプレス、イブリック、パーコレーター、水出しコーヒーがあります。

さて、次では、様々なコーヒーの抽出方法をみていきましょう。

透過式のコーヒー抽出方法

ハンドドリップ

代表的なコーヒー抽出方法と言えます。
ハンドドリップ、ここでは他のと比べるため、ペーパーフィルターを使ったドリップを指しています。
または最近ではサードウェーブ系のカフェを中心に「上から注ぐ」という意味で「プアオーバー」と呼ばれることも多くなってきました。

ご存知のように、ハンドドリップはドリッパーにペーパーフィルター、コーヒーをセットし、お湯をかけて抽出する方法です。
淹れてるときの香りが引き立ち、味わいは風味のある、バランスのとれた味わいになりやすいです。
コーヒーの淹れ方やコーヒーを淹れる人によって味わいは大きく左右されます。コーヒーらしいロマンを感じる抽出方法です。

ネルドリップ

ハンドドリップとやり方や淹れ方はほぼ同じですが、「ネル」と呼ばれる布のフィルターを使います。

ネルフィルターの保存に少し注意が必要ですが、一度買えば、繰り返し使えるのがポイントです。
抽出速度は若干ゆっくりなので、コーヒーはペーパーフィルターに比べると若干粗めになります。
ネルドリップは雰囲気もよく、「優しい」味のコーヒーになると言われ、人気があります。

ケメックス

ケメックスは、ペーパーフィルターを使うハンドドリップに分類されますが、器具がおしゃれで、サードウェーブのお店を中心によく使われますので、分けて紹介します。
デカンタのようなサーバーに、フィルターを折りたたんでセットし、ドリップができる抽出方法です。特徴は、とにかく見た目がおしゃれ！という点です。

エスプレッソ

他の透過式とは一線を画しますが、エスプレッソは透過式に分類されます。
「エスプレッソ」とはイタリア語で「急行、急速」などを意味し、専用のエスプレッソマシーンを使い、スチームの力でコーヒーを素早く抽出します。
極細挽きにしたコーヒーを詰めて、高圧のお湯を通すことで、エスプレッソは抽出されます。

出来量は少量ですが、濃縮度の高いコーヒーと言えます。
詳しくはこちらの記事で説明しています。"エスプレッソってどんな飲み物？コーヒーとの違いは？"

直火式エスプレッソ

モカエクスプレスなどの直火式のエスプレッソも同様に透過式に分類されます。

モカエクスプレスはポットの下の部分に水を入れ、バスケットにコーヒーを詰めます。
そのままポットを火にかけることで、お湯が沸騰し、蒸気がコーヒーの入ってるバスケットを通過し、上のコーヒー溜めまで上がって、抽出される方法です。

アメリカの映画やドラマでよくモカポットでコーヒーを淹れてるシーンがあります。家庭で簡単にエスプレッソをつくることができます。味は本格的なエスプレッソに比べると劣りますが、ミルクと足してラテなどをつくる分には十分です。

ウォータードリップ

透過式に分類されるウォータードリップとは、専用の器具を使用して、数滴ずつ水をコーヒーに落とし、時間をかけて抽出するコーヒーの方法です。

浸漬式のコーヒー抽出方法？

カッピング

カッピングは浸漬式です。コーヒーをお湯に浸け、一定時間後、上の灰汁(アク)や豆かすをすくって捨てることで、カッピングスプーンを使いコーヒーの味わいを確かめる方法です。
プロのコーヒーマンやコーヒーバイヤー、焙煎士などがよくやっているやつです。

プレス

プレスは代表滴な浸漬式のコーヒーの抽出方法です。
粗挽きにしたコーヒーとお湯をプレスに淹れ、約4分間漬け込みます。4分後に、ブランジャーを下げ、お湯とコーヒーを分離すると、飲むことができます。

プレスでの抽出はカッピングの方法に非常に似ているので、コーヒー屋さんがカッピングで得た味わいを一番捕まえやすいです。
ハンドドリップに比べ、漬け込んでいる時間が長いので、コーヒーからより成分が出て、どっしりとしたコーヒーが出来上がりますが、より風味を楽しめます。
フレンチプレスでコーヒーの淹れ方はこちら→「フレンチプレスで美味しいコーヒーの淹れ方手軽に濃厚でリッチな味わいのコーヒーを淹れる」

サイフォン

サイフォンは実験をしているかのような器具を使い抽出します。

原理は下のフラスコの水が沸騰し、気圧によってお湯が上の容器へ上がっていきます。上部でお湯とコーヒーが混ざり、つけ込まれていきます。下の熱源を離し、気圧を下げることで、上部にあったお湯が下に下がっていきます。この時、下と上の間にはフィルターがあるので、下にはコーヒーの粉が混ざっていない液体だけが落ちていきます。

サイフォンの抽出は派手です。コーヒーが見た目だけで美味しく感じます。
また、サイフォンは固定できる条件(お湯の量や、漬け込む時間など)が多いので、ハンドドリップに比べると、いつ誰が淹れてもほぼ同じ味わいのコーヒーが淹れられるのが特徴です。

エアロプレス

エアロプレスは2005年にアラン・アドラーによって開発され発売された比較的新しい抽出器具で、注射器のような形をした器具にコーヒー豆とお湯を入れ、浸漬した後、プランジャーを押しコーヒーを押し出すことで抽出する。
ほどよい酸味と苦味を感じるすっきりとした味わいになり、誰でも簡単にコーヒーを抽出できるのが特徴です。

水出しコーヒー/コールドブリュー

透過式でウォータードリップを説明しましたが、こちらが一般的な水出しコーヒーで、コーヒーを長時間水に浸け、水で抽出していく方法です。
水でコーヒーを抽出することで、飲みやすい、まろやかな味わいになるので、人気があります。
家庭でも、コーヒーを水に浸けて、冷蔵庫に一晩寝かしておくだけで、アイスコーヒーをつくることができます。詳しくはこちらの記事で読むことができます。

イブリック

イブリックは一般的なコーヒーの淹れ方ではないですが、昔からよく行われてきたコーヒーの抽出方法です。

浸漬式なので、お湯とコーヒーを入れて漬け込むのですが、イブリックは煮ます。もちろん、煮ることで苦いコーヒーが出来上がるので、エチオピアやトルコなどでは砂糖やスパイスを混ぜて、苦い味を飲みやすい味にする工夫をしています。

パーコレーター

パーコレーターは一般的ではないですし、美味しいコーヒーが淹れられるかと言うと、疑問ですが、登山するときに愛用されている方は多いようです。

下のポットに水を入れ、上段にコーヒーをセットします。お湯が沸騰し、上段へお湯が行き、コーヒーにかかります。またコーヒーにかかったお湯が下段に戻り、再度上へ行きを繰り返し抽出されるのがパーコレーターです。
ドリップなどで何度も同じお湯(抽出液)とコーヒー粉を使って繰り返し抽出しているような感じです。何度も抽出されるので浸漬式に分類されるそうです。