ここまで暑いとコーヒー飲もうと思った時にコーヒー淹れることさえ億劫になってしまいますよね？

少し前まで水出しコーヒーは邪道で、アイスコーヒーといえば急冷したドリップでつくらなきゃ！と思っていたほどだったのですが、今年は水出しコーヒーにはまっています！今日は僕のレシピですが、水出しコーヒーの作り方をみていきましょう！！

【続編】もっと簡単な水出しコーヒーレシピに書き直しました↓
「【もっと簡単に、水出しレシピ】自宅で簡単につくれる水出しコーヒー

水出しコーヒーとは？

まず水出しコーヒーって何でしょう？そのまま水でコーヒーを作ったアイスコーヒーのことです。
夏になると、寝る前に麦茶のパックを容器に入れ、寝かし、翌日のために冷たい麦茶を作った経験があると思います！そのコーヒーバージョンです！

カフェによっては「コールドブリュー」や「ダッチコーヒー」と呼ばれています。

ダッチコーヒーのダッチとは「オランダ」のことで、オランダのコーヒーという意味です。オランダは昔コーヒーの生産地インドネシアを植民地にしており、今でこそマンデリンなどでアラビカ種が有名ですが、ロブスタを生産していました。当時のマンデリンは苦味が強く、水で抽出する「水出し」で飲まれていたのが名前の由来だそうです。

通常のアイスコーヒーとの違いは？

「水出しコーヒー」と字の如く水で抽出します！水で抽出したアイスコーヒーであることが最大の特徴です。

通常コーヒーは、ハンドドリップでも、サイフォンでも、またはエスプレッソでもお湯を使って抽出しますよね？
お湯を使うのは、コーヒーの風味や香りなど成分をより効率的に出すためです。
上手く淹れればいいのですが、ほとんどの場合、出したいフルーティーなフレーバーや酸味などと一緒に苦味や雑味も出てきてしまいます。

例えば、コーヒーを飲んでいて温かいうちは美味しかったけど、冷めてくると美味しくなくなったという経験はありませんか？

それは苦味や雑味が温度の低下とともに感じやすくなり、人間の舌が捉えてしまうからです。

一方、今日紹介する水出しコーヒーは低温の水を使って、時間をかけてゆっくりと抽出することで、出したくない苦味や雑味を抑え、コクと甘さのあるアイスコーヒーが出来上がるのです。

通常のアイスコーヒーは淹れた暑いコーヒーを氷で急冷することで、香りや風味、酸味などをギュッと閉じ込めたものになっています。そのため、コーヒーによっては苦味や酸味など味わいが豊かであるものの、水出しコーヒーに比べるとさっぱりとしていて、比較すると刺激的なアイスコーヒーです。

水出しコーヒーは水を使ってゆっくり抽出するので、通常のアイスコーヒーと違って刺激を感じるような酸味や苦味は比較的抑えられます。その代わり、重た目のコクと甘さでねっとりとしたアイスコーヒーになります。

僕の友達が言っていましたが、通常の急冷されたアイスコーヒーは氷が溶けていくとまずくなってしまうが、水出しコーヒーは氷が溶けきっても美味しく飲めると言っていたのは言い得て妙だなと今も思っています。

水出しコーヒーは簡単にお家でできる！

水出しコーヒーは他のどのコーヒーの抽出方法よりも楽で、器具も必要ありません！

豆を買ってきて、挽いて、水を入れ、寝かすだけです！(豆を挽くのはコーヒー屋さんでもできます)
初心者でも簡単に、自分好みの味に調整していくこともでき、自分好みのアイスコーヒーを手間いらずに作ることができます。

一つデメリットがあるとすると、時間がかかることくらいですかね。。。

簡単水出しコーヒーの作り方

色んなコーヒー屋が出している水出しコーヒーの作り方を研究してみたのですが、結局統一見解がありません。

コーヒーってものがもともとそうですけど、自分が好きな味に合わせて色々作り方をかえられるのが醍醐味ですよね？今日紹介するのも一例で、濃いコーヒーが好きな人は寝かしておく時間を長く取ったり、豆の挽き具合を細かくしたり、水の希釈割合を減らしてみたりして、調整してみてください。

麦茶もそうですけど、水出しで、他の抽出方法と違って、そこまで急速な成分抽出をしていないので、時間が多少違ったりやり方が違ったりでは、そこまで味に変化があるかと言われるとそうではないと思うので、気にせず楽しんで色々試してみてください！

さて、僕の水出しレシピです。
僕はずぼらで計算するのがめんどくさいので、ざっくりコーヒー豆10gに対し水100ccと決めています。なので、50gでしたら、水500ccです。

これも色んなコーヒー屋さんのレシピ見ていて、80gに対し、500mlとか言われて、じゃあ50gの時は？って計算するのがめんどくさかったので、簡単にしました。自分の好みに合わせて加減してみてください。

コーヒー豆は粗めにします。

容器はコーヒー屋が出している水出し専用ピッチャーみたいなのを買ってもいいのですが、
何せ高いので、自宅にある麦茶入れなくなった1L容器などで結構です。
なければ水を張れればなんでもOKですし、それでもなければダイソーへ行きましょう！笑

容器を準備したら、ダイソーなど100円均一で売っている茶葉を入れるパックを使ってコーヒーの粉を詰めます。
この作業の時に、コーヒーの粉がこぼれたりめんどくさいので、持ってる人は容器をプレスにするのがおすすめです。コーヒーの粉を詰める手間が省け、抽出が簡単です！

水を注ぎ、冷蔵庫に入れて、約15時間待ちます。時間の計算がめんどくさければ、12時間でもいいと思います。

15時間後、コーヒーの粉を取り出し、さらにお水で2倍に希釈し、出来上がりです！

氷を入れてもいいですし、冷蔵庫で冷やして飲んでもいいです！

水出しコーヒーはこれだけでできるので、前の晩に仕込んでおくだけで、簡単に朝飲んだり、水筒に入れて外出が可能です！

(もっと簡単な水出しコーヒーレシピを見つけました！→「【もっと簡単に、水出しレシピ】自宅で簡単につくれる水出しコーヒー)

水出しにぴったりなコーヒーは？

個人の好みによりますが、あまり深煎りなものはスモーキーさが出てしまい美味しくありません。

個人的にはブラジルの豆で作る水出しコーヒーは「ざ・水出し」って味わいでおすすめです。

他にも、中煎りの飲みやすめなコーヒーはマイルドな水出しになり、フルーティな酸味のあるコーヒー豆だとフルーツジャムのような水出しコーヒーに、ナチュラルプロセスのコーヒーで作るとワインのような水出しコーヒーになります。

水出しコーヒーは氷が溶けても、水出しらしい濃厚かつ甘さのあるコーヒーが楽しめます。ぜひお出かけのお供に、水筒にコーヒーに詰めて夏日和を楽しんでみてください！

色々と試し、自分好みの水出しコーヒーを探してみるのもコーヒージャーニーの楽しみ方です！
ぜひ、見つけた美味しい水出しコーヒーはコフィアで共有してください！
**some photos are from unsplash