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日本一のバリスタを決めるジャパンバリスタチャンピオンシップ2018結果


ジャパンバリスタチャンピオンシップ (Japan Barista Championship2018)が9月26日から28日に開催されたSCAJ2018内で準決勝・決勝が行われ、2018年チャンピオンがUnir 阪急うめだ店の山本知子バリスタに決定した。

山本バリスタのプレゼンテーション

山本バリスタのプレゼンテーションでエスプレッソのテーマは「酸っぱくしないこと」「苦くしない、ざらつきをなくすこと」。「酸っぱくしない」ように21gのブレンドを使用。そのブレンドのうち20gは「酸味のある華やかな酸」に重点を置いた焙煎豆で、そこに「重みのある酸味」の抽出に焦点を当てた焙煎豆1gを加えることで「酸っぱくしない」工夫をした。静電気除去装置を使い「苦くしないこと、ざらつきを減らすこと」を達成させ、そのエスプレッソのフレーバーは一口目に「華やかなオレンジ」、二口目に「ピーチ、マンゴー、トロピカルフール」を感じることができ、「ボディはミディアムでスムースな口当たり」を楽しめる。
山本バリスタは、これからのバリスタの役割に「コーヒーが苦手やスペシャルティコーヒーのどこの店のお客様にもなってない方に、コーヒーを広げること」をあげ、シグネチャービバレッジのテーマには「コーヒーに触れてもらう機会」として、エスプレッソに「ケフィア水」とシチリア産の蜂蜜を混ぜ合わせたものを提供した。また「一度は頼んでいただける」としてミルクビバレッジは「出会いの場」として捉え、凍結還元ミルクを使用し濃いミルクによりヌガー・バナナを感じられるカプチーノをサーブした。プレゼンテーションでは、使用したコーヒーのコスタリカ・ラ・パストロの農園情報はあまりなかったが、それは「コーヒーに興味を抱いてもらい、また来たい」と思ってもらえるプレゼンをすることで、次回に繋げるという趣旨が念頭にあったことを語った。全体的に「コーヒーはじめの方へのコーヒーことはじめ」というテーマが貫かれていたプレゼンテーションであった。

バリスタチャンピオンシップとは

日本バリスタチャンピオンシップは9月26日に準決勝、27日に決勝が行われた。準決勝には予選を勝ち上がってきた16名が出場し、そこから選ばれた6名により決勝を行う。競技は持ち時間15分でエスプレッソ、ミルクビバレッジ、シグネチャービバレッジをプレゼンテーションを通して振る舞う。その振る舞いやドリンクの品質のスコアを通して競う。優勝者は2019年4月にボストンで開催されるワールド・バリスタ・チャンピオンシップに挑戦する。準決勝・決勝のプレゼンテーションの様子はYoutubeにて閲覧が可能

詳しくはこちら
Youtubeにて競技会の様子が閲覧できます

ジャパンバリスタチャンピオンシップ2018決勝戦結果

優勝: 山本 知子バリスタ(Unir 阪急うめだ店)
準優勝: 石谷 貴之バリスタ(フリー)
3位: 本間 啓介バリスタ(サザコーヒー)
4位: 安 優希バリスタ(サザコーヒー大洗店)
5位: 飯高 亘バリスタ(サザコーヒー)
6位: 杉本 優子バリスタ(スギコーヒーロースティング)
*決勝戦の動画へリンクを貼っています。

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