てる
みなさん、こんにちは！
コーヒー専門店ではあまり見かけませんが、
自動販売機のコーヒーや缶コーヒーによく「炭火珈琲」ってみかけますよね？
僕もコーヒーにのめり込む前、
よく高速道路のサービスエリアに置かれてる、アペックスなどの、その場でコーヒーを淹れてくれる自動販売機で「炭火珈琲」を見かけていました。
その時はよくわからなかったのですが、
単に炭火で焼いてるから「美味しそう」と思っていました。
焼肉もガスや電気より、炭火の方が美味しく感じますよね？
この「炭火珈琲」ってなんなんでしょう？
炭火珈琲とは
炭焼珈琲とは炭火を利用して遠赤外線による焙煎をしたコーヒーのことです。
通常はガスを熱量として焙煎するのが主流ですが、炭焼珈琲は字のごとく炭を熱源とします。
炭火はガスに比べると熱量は小さいのですが
温度変化は少なく、赤外線の放射量が多くなります。
そのため、時間をかけてじっくりと焙煎することができ、
コーヒー豆の表面から中心部にかけて均一に火を加えていくことができます。
また長い時間をかけてゆっくり火にかけるので、コーヒー豆の細胞を壊さずに焙煎ができます。
この「細胞を壊さずに」焙煎できるのが炭焼珈琲の最大の特徴につながります。
炭焼珈琲の特徴
炭で焙煎することで、均一に火が通り、焼きムラのない焙煎ができます。
また、ゆっくりと時間をかけて焙煎することで、比較的、コーヒー豆の細胞が壊れずにすむため嫌な味が出にくいのも特徴です。
ただ、通常の焙煎に比べると成分は出にくくなりますが、
時間がかかっている分コーヒー豆の持つ特徴はよく引き出されるといえます。
さらに、コーヒー豆は匂いを吸収しやすいため、
炭火特有のスモーキーな香ばしい香りがコーヒーに加わります。
炭焼珈琲の特徴としては、スモーキーな香ばしさを持つコーヒーになり、
炭火により十分コーヒーの特徴が引き出された味わいになります。
最後に
炭焼珈琲をコーヒー専門店であまり見かけることはありません。
缶コーヒーなどその商品価値を引き上げるために使われるのが現状で、
「炭」というイメージから深煎りよりのコーヒーになりがちです。
もしスモーキーな深いコーヒーが好きな方は試してみるといいかもしれません。
**photos are from unsplash
