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キーコーヒー 4月から6月の四半期業績 10億円損失 コロナの影響大きく


キーコーヒー株式会社は7月31日に2021年3月期第1四半期(2020年4月から6月までの3ヶ月間)の決算を発表した。四半期売上は前年同期比28%減となる118億円、10億円の純損失となった。EPSは-49.93円。

コーヒー業界におきましても、新型コロナウイルス感染症防止対策における様々な自粛要請により、飲食業や宿泊業を中心に長期間の休業や営業時間の短縮などの対応をせざるを得ない事態となり、業務用市場の消費量は大きく減少しました。一方、家庭用市場においては、外出自粛に伴う家庭内での需要の高まりにより消費量が伸長しておりますが、業務用市場の消費量減少を補完するには至っておらず、感染症拡大の収束も見えないことから、厳しい経営環境が続いております。
キーコーヒー 株式会社 「2021年3月期第1四半期決算短信」1.当四半期決算に関する定性的情報 より引用

国内環境は新型コロナの影響で芳しくないですが、コーヒー生豆市場は安定した動きを見せているようです。

コーヒー生豆相場は、ブラジルにおける順調な生育状況による増産の見通しや、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要の減退などにより、変動の少ない安定した動きで推移
キーコーヒー 株式会社 「2021年3月期第1四半期決算短信」1.当四半期決算に関する定性的情報 より引用

第1四半期損益計算書 抜粋

科目 金額(億円) 前年同期比
売上高 118(億円) 71%
売上原価 89(億円) 75%
販売・管理費 38(億円) 94%
営業損失 -9(億円) -262%
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経常損失 -11(億円) -272%
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税引前純損失 -12(億円) -291%
四半期純損失 -10(億円) -389%
EPS -49.93(円) -389%

キーコーヒーは1920年横浜で柴田文次が木村商店を創業したのが始まり。UCCグループと並ぶ日本を代表する大手コーヒーメーカー。レギュラーコーヒーを全国で販売し、百貨店などの直営店でコーヒー豆も取り扱っている。インドネシアのスラウェシ島には自社農園も持つ。
「トアルコ トラジャ」や「氷温熟成珈琲」などが有名です。直営店では毎月「珈琲探訪」シリーズで月替りのシングルオリジンコーヒーを販売する。

2020年8月で創業から100周年を迎え、今年はキーコーヒーにとってアニバーサリーイヤーとなる。創業当時の味わいを再現した横浜1920創業ブレンドも期間限定で販売されている。
企業理念は「コーヒーを究めよう、お客様を見つめよう、そして心にゆたかさをもたらすコーヒー文化を築いていこう 」。

参考記事:「キーコーヒー 2020年3月期決算を発表 売上は微減 純利益は前年比209%」(2020.5.20)
参考: キーコーヒー 株式会社
**Photo source: Key coffee

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