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てる コラム

焙煎のミディアム、ハイ、シティ、フルシティローストって何?


こんにちは!

コーヒー屋さんによって、焙煎度合いの色分けって結構違います。

浅煎り、中煎り、深煎り、
シナモンロースト、ミディアムロースト、シティ、フルシティ、
ライトロースト、ミディアムロースト、ダークロースト

などなど

今日はその中でも、ミディアムロースト、ハイロースト、シティロースト、フルシティローストと呼ばれる焙煎度合いについてみていきましょう。

焙煎度合い

焙煎をする人の中で、一般的に広く使われているアメリカ式の焙煎区分があります。

焙煎度合い 日本語 アメリカ式
浅い 極浅煎り ライトロースト
浅煎り シナモンロースト
中煎り ミディアムロースト
中深煎り ハイロースト
深煎り シティロースト
極深煎り フルシティロースト
極々深煎り フレンチロースト
深い 極々深煎り イタリアンロースト

コーヒー専門店によって、焙煎度合いの表現はまちまちですが、
このアメリカ式の焙煎度合いの区分を使っているところもあります。

その中でも、「ミディアムロースト」「ハイロースト」「シティロースト」「フルシティロースト」がコーヒー専門店でも一般的に焙煎され、売られる焙煎度合いです。

コーヒーを専門的に扱う人以外は、この4つの焙煎区分が分かっていれば十分です。

焙煎とは?

焙煎とは、コーヒー豆を焼いていき、コーヒーらしさを出していくことです。

玉ねぎを想像してもらうと、
生の玉ねぎは辛くてなかなか食べにくいです。
そこで、フライパンに入れて、炒めていくと、最初は生の状態と同じですが、程よく水分が抜けて、きつね色になっていくと、玉ねぎが持つ甘さが引き出されていきますよね。

そして、そのまま炒め続けると、少しずつ、苦味も出てきますが、香りや甘さ、食べやすさが増してきます。

しかし、そのまま放っておくと焦げて行ってしまい、最後には灰になります。

コーヒーはなぜ焙煎するのでしょうか?

コーヒーの焙煎は、煎っていくことで、甘さや香り、酸味、風味が出していくことなのです。

コーヒーは生豆のままだと、生臭く、コーヒーらしさはありません。
そこで、焙煎という工程で焼き上げることで、コーヒーが持つ成分で味わいを作っていくのです。

なので、コーヒー豆がそれぞれ持つ個性を引き出して、その豆に合わせた焙煎をするのが、本来焙煎をする職人の役割なんです。

焙煎度合いごとの特徴

焙煎は玉ねぎを炒めた時と同じように、
浅い煎り方によるとより明るい酸味が特徴のコーヒーになり、
深くなればなるほど、苦味も強くなるが、甘みも多くなるのが一般的です。

上の写真は、下に「生豆」の状態のコーヒー豆があり、反時計回り(左回り)の順に焙煎開始から1分ずつの焙煎度合いのコーヒー豆が並べてあります。

さて、中煎りの「ミディアムロースト」から「ハイロースト」「シティロースト」「フルシティロースト」はバランスのとれた、どの人が飲んでも美味しく感じられる焙煎度合いです。

それぞれの特徴についてみていきましょう。

ミディアムロースト

焙煎をするとコーヒー豆がパチパチと弾け始める「ハゼ」というのが2回あります。
その1回目のハゼごろで焙煎を止めたのを「ミディアムロースト」と言います。
これくらいが中煎りと呼ばれる程度で、非常に飲みやすい、軽い味わいになります。

ハイロースト

その1ハゼ後、1分から1分半ほどの焙煎度合いのことを「ハイロースト」と呼びます。
ミディアムロースト同様、深すぎず、飲みやすく、全体的にバランスのとれた頃合いの焙煎度合いです。

シティロースト

1回目のハゼの後、少しすると2回目の「ハゼ」があります。これが始まると、だんだん焙煎が深くなってきます。
この2ハゼ時の焙煎が「シティロースト」と呼ばれ、深煎りの始まりです。
イメージ的にはスターバックスのコーヒーの味わいがこれくらいの味わいだと思われます。

フルシティロースト

フルシティローストまで来ると結構深煎りで、深いコーヒーが好きな人向けの焙煎度合いです。
お豆の色はダークブラウンで、コーヒーは深く、重みのある味わいになります。
また、アイスコーヒー用にはこれくらいの深さが必要だとよく言われます。

最後に

自分の好みの焙煎度合いを見つけるには、やはりいろんなコーヒーを試してみるのが一番です。
好みの焙煎度合いが一番飲みやすいと思いますが、
気分や天候、状況によって、焙煎度合いをかえて選べるコーヒー通もまたかっこいいですよね。

ぜひ色々試してみてください!
**some photos are from unsplash

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