コーヒーハンターの異名で知られる川島良彰氏が手がけるミカフェートはコスタリカ・ラス ラハス農園で栽培されたSL28の加工方法違いの2種類「ラス ラハス農園 カジェ リレス」「ラス ラハス農園 カジェ リレス ナチュラル」をオンラインストアで発売した。ともに100g入りのハーフボトル1本あたり3000円(税込)で販売。
今回発売した2種類のコーヒーは共にコスタリカのセントラルバレーにあるラス ラハス農園で栽培されたSL28で、ウォッシュトプロセスとナチュラルプロセスの加工方法違いの2種類。「ラス ラハス農園 カジェ リレス 」はウォッシュトプロセスで、ポンカン、カラメル、シナモン、ビスケット、微かにアップル、プラムをフレーバーに感じられ、「柑橘系の香りが豊かな甘みと相まって、色彩感溢れるグラデーション」が楽しめる。
ナチュラルプロセスの「ラス ラハス農園 カジェ リレス ナチュラル」はプルーン、ブラックベリー、レーズン、プラム、クローブをフレーバーに感じられ、「ドライフルーツを想わせる強い甘みと、ベリーのような香りが支配する、まさに熟しきった果実のような趣」、「変化に富んだ酸と甘みの見事な調和。温度によって色彩豊かな味わい深さ」を楽しめる。
SL28はアラビカ種の1種で、1930年代にケニアのスコット農業研究所で生まれた品種。タンザニアで旱魃に耐性があるブルボン種を発見され、そこから生まれた。旱魃に耐性がある上、非常に香りがよいのが特徴。このスコット研究所(Scott Agricultural Laboratories)で生まれたという意味で、研究所の名前から"SL"と付けられている。また当時のケニアがイギリスの植民地であったことから、イギリスの植民地でよく栽培された。最近では、収穫量が多く病気に強い新しい交配種が多く生まれたことで、栽培されることは少なくなっている。(参考:「コーヒーの品種ってなに?品種を知ってコーヒーをもっと楽しもう」)