9月16日の日本時間深夜、パナマの国際品評会「ベスト・オブ・パナマ」のオークションが開催された。スコア95を獲得したソフィア・オリンパス農園のゲイシャ(ウォッシュト)が1ポンド1300ドル、日本円にして約13万円の値をつけ、去年記録した1029ドル/lb.を塗り替え、史上最高落札価格を更新した。
ベスト・オブ・パナマは今年で24回目を迎えた。過去ベスト・オブ・パナマでは2004年にエスメラルダ農園のゲイシャが当時としては破格の落札価格をつけたことでゲイシャを一躍有名にしている。ベスト・オブ・パナマでは品種や加工方法によって5つの部門に分けられており、「ナチュラルプロセス・ゲイシャ」「ウォッシュトプロセス・ゲイシャ」「パカマラ」「ナチュラルプロセス・その他の品種」「ウォッシュトプロセス・その他の品種」ごとに行われる。
ソフィア・オリンパス農園ゲイシャは「ウォッシュトプロセス・ゲイシャ」部門で出品された。昨年優勝したエリダ農園が出品したゲイシャは同部門で2位を獲得し、今年は400ドル/lb.で取引された。
「ナチュラルプロセス・ゲイシャ」部門での最高落札価格はグアラモ農園のゲイシャ・ブラックジャガー(スコア: 94.5)が1000.50ドル/lb.をつけた。「パカマラ」部門ではジャンソンエステートのパカマラ(スコア: 90)が106.50ドル/lb.で、「ナチュラルプロセス・その他の品種」部門ではママ・カタ農園のモカ種(嫌気性発酵、スコア: 91)が142.50ドル/lb.で最高価格をつけている。
1300ドル/lb.で史上最高落札価格をつけたソフィア・オリンパス農園のゲイシャは中国系のロースターを中心に購入された。サザコーヒーはソフィア・オリンパス農園ゲイシャを初め、各部門で最高落札価格をつけたロットを購入した。
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**Photo source: Specialty Coffee Association of Panama