中国版スターバックスと呼ばれる「ラッキンコーヒー」は4月22日(月)にアメリカの証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)に必要な書類を提出した。IPOの規模は1億ドルに設定しているが、ロイター通信によると最大8億ドルの調達を目指している。また株式市場で会社を区別するティッカーシンボルは「LK」になるように申請している。
ラッキーコーヒーは中国で急速に成長を続けるコーヒーチェーンで、客はモバイルアプリからオーダーを行い、店舗では受け取りのみを行うというシステムをとっている。店舗によっては店内での飲食も可能。2017年の10月に北京でスタートし、2018年末には22都市2073店舗までに拡大し、現在28都市で2430店に達している。年内にさらに2500店舗増やし、2019年末までには4500店舗をめざす予定。ラッキンコーヒーは2018年の通期業績は純損失が4億7000万ドル、売上高が1億2000万ドル。19年第1四半期は純損失が8530万ドル。
2017年の中国全体でのコーヒーの売り上げは40億ドルだったが、2025年には1450億ドルに拡大するとコンサルタント会社のQianzhanは予想している。
参考記事:”Starbucks' China challenger Luckin to raise up to $800 million in U.S. IPO: sources”
参考記事:"Luckin Coffee files for US IPO"
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