中国・ラッキンコーヒー(瑞幸咖啡: LK)は11月13日に2019年度第3四半期(Q3: 2019年7月から9月までの3ヶ月間)の決算を発表した。
ラッキンコーヒーのQ3の売上は、前年2018年度の第2四半期と比べると557%増となる2億800万ドルとなった。店舗数は第2四半期末に2963店舗だったのが約700店増やし、3680店舗となった。強烈な拡大戦略を進め、成長を遂げている。月間平均売上総数は4420万点、累積顧客数は3070万人を記録し、この四半期で790万人の新規の顧客を獲得したと発表している。Q3の純損失は7440万ドルを計上し、Q3までの9ヶ月間の累算売上は4億980ドルで、2億4600ドルの純損失となっている。
急拡大している店舗数がQ3で3680店舗となったが、店舗形態の内訳はピックアップ専門店が3433店、イスやテーブルを配置し店内で飲食ができる店舗は138店で、残り109店はデリバリー専用の店舗となっている。ほぼモバイルアプリからオーダーを行い、客は受け取りのみができるピックアップ専門店となっている。
ラッキーコーヒーは中国で急速に成長を続けるコーヒーチェーンで、客はモバイルアプリからオーダーを行い、店舗では受け取りのみを行うというシステムをとっている。店舗によっては店内での飲食も可能な店舗もある。2017年の10月に北京でスタートし、2018年末には22都市2073店舗までに拡大し、今年5月に米・ナスダック市場に株式上場を行なっている。年内にさらに2500店舗増やし、2019年末までには4500店舗をめざす計画。ラッキンコーヒーは2018年度(2018年1月から12月まで)の通期業績は純損失が4億7000万ドル、売上高が1億2000万ドル。