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中国ラッキンコーヒー 米国株式市場での取引が停止 上場から約1年で上場廃止へ


中国のモバイルオーダー専門のコーヒーチェーン ラッキンコーヒー(瑞幸咖啡: LK)は、米国ナスダック市場に上場する株式の売買が6月29日に停止され、上場廃止に向けた手続きが進められる。ラッキンコーヒーでは4月に前年度決算の粉飾が発覚し、創業者で前CEOのJenny Zhiya Qian (銭治亜)など経営陣の解任や辞任が相次ぎ混乱を極めていた。

ナスダックはラッキンコーヒーに対して2019年度決算報告書の提出を再三要求していたが、ラッキンコーヒー側は社内調査が進んでおらず公開できないと提出の延期を求めていた。アメリカ証券取引委員会(SEC)の規定によると、米国株式市場に上場する外国企業に会計年度の終了後4カ月以内に決算報告書の開示を義務付けている。COVID-19の世界的流行の影響もあり、報告書の提出延期を認めいたが、本来の提出期限の45日以内に報告書を提出することを求めていた。ラッキンコーヒーは、上場廃止通告を不服としてナスダックに聴聞会の開催を求めいたが、6月26日に開催の申請を取り下げ、29日に株式市場での同社株の取引が停止となった。

ラッキーコーヒーは2018年1月に北京で1号店を出店し、2018年末には22都市2073店舗までに急速に拡大、2019年5月に創業からわずか19ヶ月という期間でナスダック市場に株式上場を行った。上場から約1年という最短期間で取引が停止するという事態に陥った。ラッキンコーヒーの終値は1.38ドルとなった。
ラッキンコーヒーの粉飾決算は2019年度の第2四半期から第4四半期(2019年4月から12月)にかけて行われ、架空取引による売上の水増し、一部の経費や費用の不正計上を行っていた。具体的な実態は明らかにされていない。ラッキンコーヒーが展開する店舗については今後も営業を継続される。

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**Photo source: Luckin coffee

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