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てる コラム

コーヒーマイスターってなに?コーヒーの資格について


こんにちは、コーヒーマイスターのてるです。
今日は日本スペシャルティコーヒー協会が主催する「コーヒーマイスター」資格について紹介したいと思います。

コーヒーの資格試験3選

まず、コーヒーの勉強をしてみたいな、コーヒーの知識をもっと身につけたいな。何かコーヒーの資格をとろうかなって方にオススメできるコーヒーの資格を紹介しましょう。オススメのコーヒーの資格は大きく3つあります。まず今回紹介する日本スペシャルティコーヒー協会の「コーヒーマイスター」。そして全日本コーヒー商工組合連合会が主催する「コーヒーインストラクター」。こちらは2級から始まり1級の上に、「コーヒー鑑定士」という資格もあります。もう一つは通信講座で資格がとれる「コーヒースペシャリスト」です。

「コーヒーマイスター」には上級編の「アドバンスド・コーヒーマイスター」があり、「コーヒーインストラクター」にはコーヒーインストラクター1級を取得後「コーヒー鑑定士」と言われる資格もあります。そのほか、国際的な「Q グレーダー」という難易度が高い資格もあります。知識を深めて上位の資格を目指すのもおもしろいですよね。

コーヒーマイスターってなに?

コーヒーマイスターとは、日本スペシャルティコーヒー協会の定義でいうと「コーヒーを飲む人に、コーヒーの美味しさと楽しみを伝える」役割を持つ人となっています。アフリカや中南米で生産されたコーヒーが、最終的にコーヒーを味わう消費者が美味しいと思って飲んでもらえるように、消費者に一番近い立ち位置にいる、コーヒーについて詳しいコーヒーアンバサダーのような人なのです!そのため、コーヒーマイスターには、コーヒーの多様な楽しみ方やコーヒーの素晴らしい風味を具体的に伝えることができるだけでなく、コーヒーに適正な価格をつけられるような人であるのです。そのような人を「コーヒーマイスター」として認定しています。

どんな人におすすめか?

コーヒーマイスターの難易度は正直ビギナーレベルだと思います。なので、少しでも「コーヒーに興味がある!」「コーヒーの知識を身につけたい!」って方にはもってこいだと思います。コーヒーに強く惹かれるのなら、楽しいはずです!
ほかには、職業的にコーヒーを扱っている方や、珈琲屋さんを開いたり、開こうと考えている方には、マストな資格だと思います。コーヒーマイスターはコーヒーを買うお客さんにとって一番身近にいるコーヒーについて詳しい人っていう位置づけなので、そのような職業の方は最低限持っておいてほしいレベルの資格です。一部のコーヒー関連企業では従業員に資格取得を推奨しています。
ただ、この資格を持っているからといって、何かメリットがあるか?って言われると、自己満足の世界になってしまうと思います。持っているかと言ってすごいかって言われると、そこまですごくはないと思います。笑 逆に自己満足だからこそ、より深く学ぼうという純粋な興味と好奇心に繋がるんだと僕は思いますけどね!

どんなことが学べるのか?

コーヒーマイスターの資格の取得は1回実技講習を受け、送付されるテキストで自己学習をし、筆記試験を受け、合格点を獲得すれば取得できる。実技講習は、テキストについての補足を含めたスクーリングと、「カッピング」の実技講習があります。実際に数種類の生産地の違うコーヒーをカッピングして採点するんです。届くテキストは100ページほどあるもので、様々なコーヒーについての知識が学べます。テキストが届いてから試験までは3ヶ月ほどあるので、何回か繰り返して読むと自然と頭に入ってくるはず。試験はテキストと実技講習の内容から出され、合格点は60点と低めだが、しっかり勉強しないと難しい問題が多いです。

「コーヒーマイスター」に必要とされる知識として、テキストに書かれているのは大まかに分けると、「コーヒーの歴史」「コーヒーの栽培」「コーヒー生産地」「コーヒーの流通」「コーヒーの抽出・焙煎」になる。結構詳しく書かれているが、自分で関連書を読むことでより深い知識を得ることができます。また、毎日1題コーヒーに関する問題を解くことができる試験対策サイト「コーヒーマイスターになろう」も使うと便利です!

コーヒーマイスターの資格を取得する過程では、コーヒーの歴史や生産地など普段は知ることができないような知識を学べます。さらに、テキストにはサイフォンやエスプレッソなどの抽出なども紹介されており、いつもと違うコーヒーの淹れ方に出会うことができたり、コーヒーのカッピングを通してコーヒーの風味をより細かに体験できるのです!これらを通して、よりコーヒーに詳しくなれると思うし、カフェで働く方にはより深い知識を手にいれる手段になる機会になると思います!

受講するためには?

通例、「コーヒーマイスター養成講座」は1年に2回、春〜夏にかけてと、秋〜冬にかけて開催される。実技講習の会場に定員があり、応募期間も短いので、参加の難易度は高いかもしれません。受講するためには、日本スペシャルティコーヒー協会の会員であることが申込の条件で、費用は4万円ほど。詳しくは日本スペシャルティコーヒー協会のサイトで確認してくださいね!

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