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COEブラジル2018 優勝のファゼンダ パライソ 落札価格は?


12月5日深夜(日本時間)にカップオブエクセレンス(COE)・ブラジル(ナチュラル)2018のオークションが行われ、落札結果が発表された。先週パルプドナチュラルのCOEブラジルのオークションも開催された。今回はオークション全体で日本の珈琲業者の落札が目立った。

今年のCOEブラジル・ナチュラルで、93.26点の最高点をとり1位に輝いたのは、ブラジルのファゼンダ パライソで栽培され、ナチュラルプロセスで精選されたレッドカトゥアイ種。様々な焙煎業者に落札され、価格は1ポンド(約450g)当たり80.10USドルと51USドルとなった。日本の業者では丸山珈琲、猿田彦珈琲が落札している。

アロマやフレーバーは「ラズベリー、ローズ、ブラックベリー、グリーンアップル、パイナップル、パッションフルーツ、バナナ、ワイン、クランベリーとレモン、タルトチェリー、濃厚、ネクタリン、赤い果実、アーモンドとチョコレート、花」を感じさせ、酸味は「砂糖キャンデー、イキイキとし、構造化された、ジューシーさ」と表現される。そして「パッションフルーツ、パイナップル、ハチミツ、ザポルトフルーツ、ストロベリー、コーヒーの花、シロップのようで、生き生きとし、ジューシー」と紹介されている。この農園は農園敷地が13haとこぢまりとし、一般的には小規模農家に分類される。

カップオブエクセレンス(COE)と呼ばれるコーヒー豆は、国内・国際での数回のカッピングでスコア86点以上つけたものをいい、今年のCOE ブラジル・ナチュラルで、カップオブエクセレンスの称号を手に入れ、国際オークションにかけられたのは37農園のコーヒー豆。

カップオブエクセレンス は、国際コーヒー機関(ICO)のプロジェクトの一環で、1999年から始まり、ブラジルを始め、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、コスタリカ、ニカラグア、メキシコ、ブルンジ、ルワンダ、コロンビア、ボリビアの生産国ごとに、毎年開催される。
カップオブエクセレンスの選考は、最低基準のチェック、国内審査、国際審査と3段階で行われ、少なくとも5回の品質の評価が行われ、この厳しい品質評価を経て入賞したコーヒーは、「最高の中の最高のコーヒー」と呼ばれ、インターネットのオークションで名実ともにグローバルに競り落とされる。落札された価格は、諸経費を引いて、そのまま生産農家が手にすることができるのがCOEオークションの特徴。

カップオブエクセレンス 公式ページ
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