アメリカ・カリフォルニアを拠点に活動するIcosa Brewhouse社は、コーヒーのアロマやフレーバー体験をより豊かにするよう設計されたコーヒーカップ「AVENSI」をクラウドファンディングサイト キックスターターにて資金調達にチャンレンジしている。目標額は2万ドルだが、現在この記事執筆時にはそれをはるかに上回る19万ドルを集めている。チャレンジ期間は今週8月10日(土)日本時間午後1時まで。
今年4月に米ボストンで開かれたコーヒーエキスポでコーヒー器具(Coffee Accessories)部門のベストニュープロダクトに選ばれたKruve社のEQ Glassware Lineに始まり、6月のドイツ・ベルリンのワールド・オブ・コーヒーでベストニュープロダクトに選ばれたEspro社のCoffee Tasting Cups TC1など、世界的にコーヒーの味覚や嗅覚体験をより豊かにする、アロマやフレーバーを感じやすい設計にしたカップの開発が進んでいる。
そんな中、Icosa Brewhouse社も2018年よりワイングラスに着想を得て、カップの口径を調整しコーヒーのアロマやフレーバーを感じやすくするカップ「AVENSI」の開発を進めている。AVENSIはデザインの異なる3種類のカップの総称で、VIDA、SENTI、ALTOから成り、それぞれ特徴が異なる。一番バランスよく設計されているのがVIDAで、チューリップの蕾のような形のカップは舌の前部にコーヒーが入るよう設計され、バランスよくコーヒーを感じ、全体的なコーヒーのフレーバーを感じやすくなる特徴がある。SENTIはカップ内部がボールのような丸みを持つ広い設計になっており、アロマをより感じやすくしている。中煎りから深煎りのコーヒー向けのカップ。ALTOは飲み口がラッパ状に反り広がることで、ボディとフルーツ系の酸味を感じやすい設計になっている。浅煎りのコーヒーにオススメの形状になっている。
クラウドファンドはAVENSIの製品の見返りがついた支援は39ドルからとなっており、39ドルの支援はVIDA2組などのセット。AVENSI 3種類が手に入るセットは最低69ドルからとなっている。通常販売価格より最低でも50%以上の値引価格で、発送はプロジェクトが成立し、製品化が終わった後の2020年1月を予定している。アメリカ国内だけではなく、世界中に発送が可能で、日本から支援もできる。キックスターターはAll or Nothing制で期間内に目標額を達成した場合についてのみ支援額が徴収され、達成されない場合はプロジェクトは成立しないシステム。
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**The photo and video are from Kickstarter