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COVID-19による大手コーヒーチェーンへの影響は?4月は売上半減以上の大打撃


新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、全国に緊急事態宣言が出され、スターバックスやタリーズ、ドトールなど大手コーヒーチェーンをはじめ多くのカフェが臨時休業を行っています。

政府が5月14日に緊急事態宣言を39県で一斉に解除したものの、まだ営業再開に向けてまだまだ出足は鈍い。

大手コーヒーチェーンの4月売上

コメダコーヒーとドトール、星野珈琲を運営する日本レストランシステムが4月の売上の速報を公開しているので、4月のみの売上前年比をまとめてみました。前年4月の売上と客数を100%としています。
(注*日本レストランシステムは星野珈琲だけではなく、洋麺屋五右衛門などその他のレストラン事業も含めた数値)

ショップ 売上前年比 客数前年比
コメダコーヒー 55.2% -
ドトールコーヒー 39.7% 37.6%
エクセルシオール 13.8% 14.4%
日本レストランシステム 33.1% 33.0%

これだけ見てもどこのコーヒーショップも4月の売上は大幅に減り、厳しい状態になっています。
4月8日に東京をはじめとした7府県に緊急事態宣言が発令され、4月16日に全国に緊急事態宣言が拡大され、どこのコーヒーチェーンも多くの店舗で臨時休業を行った結果です。また、営業を継続した店舗でも、客足は乏しく、売上は厳しかったのではないでしょうか。

大手コーヒーチェーン各社の対応

当初は5月6日までとしていた緊急事態宣言が4日に延長されました。ただ5月14日に39県で一斉に解除され、営業が回復しつつある現状をまとめてみました。
4月に続いて5月の雲行きは全く明るくありません。

スターバックス

スターバックスは政府による緊急事態宣言を受けて4月9日より当初対象となっていた7府県のすべての店舗を臨時休業にしました。続いて緊急事態宣言が全国に拡大された後、4月20日から「特定警戒都道府県」に指定された県も追加で臨時休業とし、他の都道府県でも19時までの短縮営業と持ち帰りのみの対応をとっていました。
5月14日に解除後も「特定警戒都道府県」を中心に1000店舗以上で臨時休業を継続しており、営業の再開はいまだに未定となっています。
(追記. 一部店舗で営業が再開しました→「スターバックス 臨時休業していた一部店舗で営業再開 全国の8割にあたる1200店で営業へ」(2020.5.19))

タリーズコーヒー

タリーズコーヒーでは4月17日より全国約450店舗を臨時休業としていました。
5月7日より約280店舗で持ち帰りのみで営業を再開し、現在では約480店舗で営業しています。「特定警戒都道府県」中心に未だ約200店舗では臨時休業を継続しています。

ドトールコーヒー

ドトールやエクセルシオールの直営店では、4月8日から当初緊急事態宣言の対象となった7都府県で、4月18日からは全都道府県で臨時休業を行っていました。
緊急事態宣言の39県一斉解除を受けて、解除となった39県の直営店舗では、5月18日(月)より営業を再開しています。緊急事態宣言が解除されなかった8都道府県の一部の店舗でも、テイクアウト商品とコーヒー豆の販売に限り営業を再開しています。

ブルーボトル コーヒー

ブルーボトルコーヒーは4月8日より国内全店舗で臨時休業を行っていました。4月22日から東京・清澄白河フラッグシップカフェで、5月11日からは東京と京都の7店舗で、販売商品を限定し、平日のみで営業を再開しています。23日から土日営業を再開し、営業再開が順次増えていくことを発表しています。

参考データ: コメダホールディングス 4月度月次開示情報(2020.5.11発表)
参考データ: ドトールコーヒー 4月度月次開示情報(2020.5.13発表)
参考データ: 日本レストラン株式会社 2020年度4月度月次報告(2020.5.7発表)
**Photo source: unsplash

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