スターバックスコーヒーは5月19日(日)に中国・広州に中国のスターバックスでは初めてとなる手話ストアをオープンした。スターバックスは手話ストアを2016年にマレーシアに、去年2018年10月にアメリカ・ワシントンDCに出店しており、今回の中国・広州の店舗は世界で三番目の手話ストアとなった。
オープンした広州の手話ストアには、中国各地から中国手話を使える耳の不自由な従業員が集まっており、ストアは障害を持つ人々のための広東の協会(Guangdong Disabled Association/Guangdong Deaf People Association)の近くに位置し、今後中国での積極的な採用のハブとなるよう期待されている。
このストアの看板や店の前のパラソルには手話の手の形で「スターバックス」と書かれており、耳の不自由な従業員は手話の形の「スターバックス」と書かれたエプロンを着ている。また、注文も様々な形に対応し、ノートパッドや双方公式のデジタルディスプレイなどが設置されている。また、手話による手話講座やコーヒーセミナーも随時開かれている。
スターバックス中国のCEOBelinda Wong氏は「スターバックスは、中国を代表するコーヒーリーダーとして、サードプレイスの提供とともに、全ての人に平等な働く機会を提供していく。この新しいストアのオープンは従業員に対して我々がどのような職場環境とキャリアをつくっているのかを示す良い例となるだろう」と語っている。
中国のスターバックスは性別に関係なく平等な手当てを支給する制度の実施やフルタイムで働く従業員の健康保険を負担したり、6ヶ月以上働くフルタイムの従業員やスーパーバイザーポジションの従業員に家賃手当てなどを実施している。そのため、中国のスターバックスはコンサルティング会社エーオンヒューイットの中国のベストエンプロイヤー賞を2013、2015、2017、2018年と受賞している。
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**photos are from Starbucks