スターバックスコーヒージャパンは、使い捨てプラスチック削減を目指し、2020 年11 月より、現在プラスチックカップで提供しているアイスビバレッジの一部を、ホット・アイス兼用のFSC認証紙を用いた新たなペーパーカップと、ストロー不要のリッドで提供を始めることを発表した。今年1月に米スターバックスが発表した「リソースポジティブカンパニー」を目指すアクションの一環として行う。
現在プラスチックカップを使用している、アイスコーヒーやアイスティーなどの主要なアイスビバレッジを、ホット・アイス双方に使用できるペーパーカップで提供する。国内103店舗から段階的に提供を開始し、2021年2月には1,500を超えるすべてのスターバックス店舗に拡大する予定。これにより、1杯あたり約6割のプラスチック使用量が削減でき、年間を通じて約6,100万杯分のプラスチックカップ削減効果を生む見込みと発表した。
使用するペーパーカップは冷たい液体を注いでも結露の影響を受けにくく、耐久性を持たせるよう、カップの内側、外側共にラミネート加工を施している。また、カップのフタに関しても、ストローの使用量削減を目指し、「ストローレスリッド」を導入する。
スターバックスでは今年の1月より、従来使用していたプラスチックストローに代わる紙製のストローを段階的に全国の店舗で導入している。また、繰り返し使用できる「リユーザブルカップ」を2020年2月より全店舗で販売を始めるなど、使い捨てプラススチック資材を含めた廃棄物削減に積極的に取り組みを推進している。