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コーヒー視点から見るSDGs解説書「コーヒーで読み解くSDGs」発売


コーヒーハンターの異名で知られ、ミカフェートの代表を務める川島良彰氏は共著で「コーヒーで読み解くSDGs」を3月17日(水)に発売した。

コーヒーで読み解くSDGs」は川島良彰氏の他、池本幸生・東京大学教授とサステイナビリティ・アドバイザーの山下加夏氏、2名との共著で、コーヒーという視点から見たSDGs解説書となる。ポプラ社により刊行され、1870円(税込)。
SDGsによる17の目標ごとに具体的な事例や農園を紹介しながら詳細に説明する。「コーヒーで読み解くSDGs」の章立ては以下の通り。

序章 SDGsと持続可能な開発
1 貧困をなくそう 「コーヒー危機」と貧困
2 飢餓をゼロに コーヒー生産で飢餓から脱する
3 すべての人に健康と福祉を コーヒーがもたらす健康と福祉
4 質の高い教育をみんなに コーヒーがもたらす教育
5 ジェンダー平等を実現しよう コーヒー生産とジェンダー平等
6 安全な水とトイレを世界中に コーヒー農園と安全な水
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに コーヒーとクリーンエネルギー
8 働きがいも経済成長も コーヒーが生み出す働きがい
9 産業と技術革新の基礎をつくろう コーヒーの技術革新
10 人や国の不平等をなくそう 不平等をコーヒーで解決する
11 住み続けられるまちづくりを コーヒーとまちづくり
12 つくる責任 つかう責任 コーヒーをつくる責任と飲む人の責任
13 気候変動に具体的な対策を コーヒーの気候変動対策
14 海の豊かさを守ろう コーヒーで守る海の豊かさ
15 陸の豊かさも守ろう コーヒーで守る陸の豊かさ
16 平和と公正をすべての人に コーヒーで平和と公正を
17 パートナーシップで目標を達成しよう コーヒーのパートナーシップ

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、2015年9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称。2030年までに持続可能でより良い世界を実現させるための17の目標と169ターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(Leave No One Behind)」ことを宣言している。
コーヒー業界では、現在のペースのまま経済活動や開発を続けることによって自然環境の破壊や温暖化が進むと、2050年には高地での病気の発生や土砂崩れ等が多発し、世界中でコーヒー栽培に適した地域が減少することが予想されている。それによりコーヒーの生産量を確保するために、新たな森林破壊が起きる事が懸念されており、コーヒーを通してSDGsの目標達成に貢献するためには、自然環境や人権に配慮しながらおいしいコーヒー生産に携わっている生産者の取組みを理解し、その生産者の作るコーヒーを応援することが第一歩となる。

川島氏の著書には「コーヒーハンター 幻のブルボン・ポワントゥ復活」、「コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか」、「私はコーヒーで世界を変えることにした。」がある。

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Image source: Amazon.co.jp

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