ホンジュラスCOE 2019 サンタ・ルチア農園ゲイシャが優勝

ホンジュラスのカップ・オブ・エクセレンス(COE)2019の国際ジャッジによる審査が5月28日から31日の日程で終了し、スコアと入賞した30農園が確定した。ホンジュラスCOE2019で見事94.84のスコアをとり1位を獲得したのはサンタ・ルチア農園(農園主: Desarrollos Santa Lucia)のウォッシュトプロセスのゲイシャとなった。

今年からCOEのルールが若干変更になり入賞基準が87点以上に引き上げられた。エルサルバドルCOEで87点以上のスコアを獲得し入賞したのは30農園で、そのうち国際ジャッジが90点以上のスコアをつけたロットは1位から6位までのロットのみとなった。国際オークションは7月11日に開催される予定。国際ジャッジとして日本からは9名が参加した。

2位は92.25を獲得したラス・フローレス農園(農園主: Roger Antonio Dominguez Marquez)のナチュラルプロセスのカトゥアイ。3位は91.84でラ・シエラ農園(農園主: Alma Aydee Pineda Alvarado)のウォッシュトプロセスのパーカス種。

カップオブエクセレンスは、国際コーヒー機関(ICO)のプロジェクトの一環で、1999年にブラジルから始まり、現在ではグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、コスタリカ、ニカラグア、メキシコ、ブルンジ、ルワンダ、コロンビア、ボリビア、ペルーの12の生産国で行われている。今年でカップオブエクセレンスは20周年を迎える。

カップオブエクセレンスの選考は、最低基準のチェック、国内審査、国際審査と3段階で行われ、少なくとも5回の品質の評価が行われ、この厳しい品質評価を経て最低87点以上のスコアを獲得し入賞したコーヒーは、インターネットのオークションで名実ともにグローバルに競り落とされる。落札された価格は、諸経費を引いて、そのまま生産農家が手にすることができるのがCOEオークションの特徴。1999年の第1回カップオブエクセレンスでの1位獲得ロットの落札価格は2.6ドル/ポンドであったが、2018年には最高落札価格も更新し300ドル/ポンド(コスタリカCOE)となり、20年間の累計オークション収入は6億ドルを超えている。

今年のCOE開催予定詳細

国	国際審査日程	オークション日程
エルサルバドル	4/23 - 4/26	6/13
ホンジュラス	5/28 - 5/31	7/11
コスタリカ	5/28 - 5/31	7/18
グアテマラ	6/17 - 6/20	7/25
メキシコ	6/18 - 6/21	8/8
ブルンジ	8/5 - 8/8	9/19
ルワンダ	8月開催	-
コロンビア南部	9月開催	-
ブラジル	10/15 - 10/19	12/11
ペルー	10/22 - 10/25	12/5