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エルサルバドルCOE 2019 サンタローサ農園パカマラが優勝


エルサルバドルのカップ・オブ・エクセレンス(COE)2019の国際ジャッジによる審査が4月23日から26日の日程で終了し、スコアと入賞した25農園が確定した。エルサルバドルCOE2019で見事90.57のスコアをとり1位を獲得したのはサンタ・ローサ農園(農園主: J. Raul Rivera)のハニープロセスのパカマラとなった。サンタ・ローサ農園は昨年COEでは惜しくも3位となっており、念願の1位を獲得した。

今年からCOEのルールが若干変更になり入賞基準が87点以上に引き上げられた。エルサルバドルCOEで87点以上のスコアを獲得し入賞した農園は25で、そのうち国際ジャッジが90点以上のスコアをつけたロットは1位と2位のロットのみとなった。国際オークションは6月13日に開催される予定。国際ジャッジとして日本からは6名が参加した。

2位は90.37を獲得したロス・リリネオス農園(農園主: AGRICAFE)のウォッシュトプロセスのブルボン。3位は89.93でラ・エスペランザ農園(農園主: INVERSIONES SANTONANO)のハニープロセスのベルナルディーナ種。ベルナルディーナ種はエルサルバドルでつくられた品種で、COEでは初の入賞となる。

カップオブエクセレンス は、国際コーヒー機関(ICO)のプロジェクトの一環で、1999年にブラジルから始まり、現在ではグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、コスタリカ、ニカラグア、メキシコ、ブルンジ、ルワンダ、コロンビア、ボリビア、ペルーの12の生産国で行われている。今年でカップオブエクセレンスは20周年を迎える。

カップオブエクセレンスの選考は、最低基準のチェック、国内審査、国際審査と3段階で行われ、少なくとも5回の品質の評価が行われ、この厳しい品質評価を経て最低86点以上のスコアを獲得し入賞したコーヒーは、インターネットのオークションで名実ともにグローバルに競り落とされる。落札された価格は、諸経費を引いて、そのまま生産農家が手にすることができるのがCOEオークションの特徴。1999年の第1回カップオブエクセレンスでの1位獲得ロットの落札価格は2.6ドル/ポンドであったが、2018年には最高落札価格も更新し300ドル/ポンド(コスタリカCOE)となり、20年間の累計オークション収入は6億ドルを超えている。

今年のCOE開催予定詳細

国際審査日程 オークション日程
エルサルバドル 4/23 - 4/26 6/13
ホンジュラス 5/28 - 5/31 7/11
コスタリカ 5/28 - 5/31 7/18
グアテマラ 6/17 - 6/20 7/25
メキシコ 6/18 - 6/21 8/8
ブルンジ 8/5 - 8/8 9/19
ルワンダ 8月開催 -
コロンビア南部 9月開催 -
ブラジル 10/15 - 10/19 12/11
ペルー 10/22 - 10/25 12/5

*COE公式サイト
詳しいエルサルバドルCOEの結果はこちら
**画像はCOE公式サイトから拝借

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