11月13日深夜(日本時間)にカップオブエクセレンス(COE)・コロンビア2018のオークションが行われ、落札結果が発表された。
今年のCOEコロンビアで、91.35点の最高点をとり1位に輝いたのは、コロンビア・カウカ地区にあるCurarmal農園のウォッシュドプロセスで精選されたブルボンとゲイシャ種。日本の丸山珈琲が落札し、価格は1ポンド(約450g)当たり43.50USドルをつけた。「ネクタリン、マイヤーレモン、フローラル、ジャスミン、サトウキビ、スイカズラ、オレンジ、香水、ライチ」の香りやフレーバーを有し、「りんごジュース、シトラス、複雑さ、クリーン、繊細」のような酸味が楽しめ「フルーツのような後味、ロングフィニッシュ、オレンジブロッサム、ミントのような」コーヒーと紹介されている。
カップオブエクセレンス(COE)と呼ばれるコーヒー豆は、国内・国際での数回のカッピングでスコア86点以上つけたものをいい、今年のCOE コロンビアで、カップオブエクセレンスの称号を手に入れ、国際オークションにかけられたのは27農園のコーヒー豆。
カップオブエクセレンス は、国際コーヒー機関(ICO)のプロジェクトの一環で、1999年から始まり、ブラジルを始め、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、コスタリカ、ニカラグア、メキシコ、ブルンジ、ルワンダ、コロンビア、ボリビアの生産国ごとに、毎年開催される。
カップオブエクセレンスの選考は、最低基準のチェック、国内審査、国際審査と3段階で行われ、少なくとも5回の品質の評価が行われ、この厳しい品質評価を経て入賞したコーヒーは、「最高の中の最高のコーヒー」と呼ばれ、インターネットのオークションで名実ともにグローバルに競り落とされる。落札された価格は、諸経費を引いて、そのまま生産農家が手にすることができるのがCOEオークションの特徴。次回のカップオブエクセレンス・国際オークションは11月20日の日本時間深夜にペルーが予定されている。