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絶滅から復活した幻のブルボンポワントゥ 今年もUCCが数量限定で販売


UCC上島珈琲株式会社は12月10日(木)より幻と呼ばれたフランス・レユニオン島で育てられたブルボンポワントゥを数量限定で発売する。11月6日(月)より事前予約の受付を開始している。

今年のブルボンポワントゥに関するコーヒープロファイルはまだ情報公開されていないので、後日追記いたします。今年もブルボンポワントゥ本来の味わいである、“明るい酸味”と“ジューシーな甘さ”を最大限に引き出すため、今年の豆の特長に合わせて焙煎プロファイルを考案し、焙煎を行っている。1瓶150gあたり12960円(税込)で販売される。

今年はUCCコーヒーアカデミーのオンラインセミナーとして「フランス レユニオン島オンラインツアー」(日時:12月19日(土)15時開始)が開催される。レユニオン島とオンライン中継を結び、オンラインで農園ツアーを提供する。ブルボンポワントゥを事前予約をした先着40名にオンラインセミナーに無料招待の企画もある。
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ブルボンポワントゥとは

ブルボンポワントゥは現在世界で広く飲まれているブルボン種のルーツに限りなく近い品種で、一度は絶滅したかに思われていたが、1999年より当時UCCに在籍していた川島良彰(現在はミカフェート)がレユニオン島に渡りブルボンポワントゥの発見、フランス国立農業研究開発国際協力センターやブルボン島の協力のもとブルボンポワントゥの栽培を開始した。それにより2007年より収穫が可能になり、UCCは毎年希少なブルボンポワントゥを販売している。

18世紀にフランスがアフリカからコーヒーを、当時はブルボン島と呼ばれていたレユニオン島持ち出しました。持ち出されたアラビカ種ティピカが突然変異したものが現在のブルボンと呼ばれている。またブルボンとは別に突然変異したものがブルボンポワントゥです。当時このブルボンポワントゥはルイ15世や文豪バルザックに愛飲したほどのコーヒーでした。しかしそのあと、フランスのコーヒー生産地はカリブ海に移ったことからこの島でのコーヒー生産は衰退し、ブルボンポワントゥも忘れ去られてしまっていた。

「ポワントゥ」とはフランス語で「尖っている」と意味し、「ブルボンポワントゥ」は豆、葉、木全てが尖った形をしている。カフェイン含有量が通常のコーヒー豆に比べても半分以下であるというのも特徴です。また、「ブルボンポワントゥ」は豆の密度が非常に高く硬いため、焙煎するときの熱の伝わり方が通常の豆とは違うため、焙煎が非常に難しいと言われています。そのためUCCでは毎年熟練した焙煎士がこの豆の焙煎にあたっています。

参考文献:「私はコーヒーで世界を変えることにした。(川島良彰)」
**Image source: UCC

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