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新品種イエメニアを猿田彦珈琲が落札 イエメンQimaオークション


9月15日(火)の日本時間深夜にイエメンのスペシャルティコーヒーを集めたプライベートオークションが開催された。開催はカップオブエクセレンスを行うACE(Alliance for Coffee Excellence)と、イギリス・ロンドンに本社を置きイエメンを中心に取り扱うコーヒー商社のキマコーヒーが中心となって行われた。スコア90.93で全ロット中最高のスコアを獲得したYahya Lahaba氏のナチュラルプロセス・イエメニア種のロットは、1ポンド207.15ドル(約2万円)、総額32936ドル(約340万円)で猿田彦珈琲が落札した。

イエメニア種はイエメンで発見された新品種で、アラビカ種に分類される。ティピカ、ブルボン、SL系の品種とは異なる遺伝配列を持っている。この度Qimaと研究機関の調査の結果、新品種であることが確定された。名前の由来はアラビア語で「イエメンの母(Yemeni Mother)」を意味する。
今年のオークションに出品された20ロット中、15ロットがこのイエメニア種となった。全20ロットの平均落札価格は1ポンドあたり54.43ドルで、全ロットの累計落札額は38万ドル、日本円にして約4000万円にのぼった。

QimaとACEが共催するイエメン・プライベートオークションは去年2019年から開催されている。去年の第1回大会でも、優勝し、最高落札価格をつけたのはYahya Lahaba氏のロットで去年は落札価格が199.50ドル/lb.であった。
今年のオークションに出品されたエントリー数は1550にのぼり、世界各国の国際審査員によってスコアリングされた後、オークションに出品された20ロットに絞られた。

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**Photo source: Qima

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