
スターバックスコーヒー(SBUX)は2018年11月1日に2018年度の決算を発表しました。そこで、今回はコーヒー業界の巨人・スターバックスの業績をみていこうと思います。
2017年10月1日から2018年9月30日までの2018年度、スターバックスの連結決算の売上は247億ドル、経常利益は57億ドル、当期純利益は45億ドルとなり絶好調。前年と比べると売上は10%以上、純利益は50%以上増加している。第4半期の中国での売れ行きが上向き、アメリカでの販売が予想以上に好調だったことに起因するようです。
過去5年間の売上推移

きれいに右肩あがりで推移しています
過去5年間の純利益推移

純利益も右肩上がりで推移させており、今年度はずば抜けて利益を出しています。
1株あたりの利益(EPS)

EPSは利益を株式の総数で割ったものです!
一株あたりどれくらい稼いでいるかを示しています。
1株あたりで見ると、今年の利益が飛躍していることがわかります。
1株あたりの純資産(BPS)

BPSとは純資産を株式の総数で割ったもので、一株あたりの資産を示しています。
純資産は去年あたりから下がり、今年は大幅減少しています。
ROE(株主資本収益率)

ROEとは純利益を自己資本で割ったもので、自己資本からどれくらいの利益を出したかを示しています
日本の企業だと5%くらいが平均で、10%あるとよしとされる指標ですね。
スターバックスは例年50%前後ですが、今年は400%近くのROEを出しており、自己資本の4倍の利益を出したことを示しています!
絶好調ぶりがうかがえます。
スターバックスは世界の77カ国で、約2万8千店舗を展開し、従業員数は世界全体で29万1千人にもおよびます。
日本のスターバックス
日本のスターバックスは1995年にアメリカ・スターバックスとサザビーリーグの合弁で日本法人が設立され、2001年よりナスダック・ジャパン市場に上場。2014年にアメリカ・スターバックス本社が日本法人を完全子会社化を決定し、2015年3月に上場廃止。
こちらの記事で決算公示からスターバックスコーヒージャパンの業績を分析しています。
詳しくはこちら: Starbucks Investor Relations
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