全日本コーヒー協会は2020年度(期間は2020年4月から2021年3月まで)に助成を行う研究を5件採択したことを発表した。
全日本コーヒー協会は昨年12月から今年1月上旬にかけて、2020年度の「Human Healthに関するコーヒーの効用全般についての研究」という幅広いテーマで研究助成の募集を行なっていた。50件の応募があった中で、5件を採択し、年間200万円を上限に研究を助成する。
採択された研究テーマは以下となった。コーヒーが人体や病気に与える影響などの研究が採択となっている。
研究テーマ | 研究者 |
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細胞間タイト結合を起点とするがん細胞の増悪化に対するコーヒー成分の改善効果 | 五十里彰 教授(岐阜薬科大学) |
膵臓がんの発生にコーヒーが及ぼす影響の解明とコーヒーを活用した新規膵臓がん治療法の開発 | 園下将大 教授(北海道大学) |
コーヒーおよびその成分の脳組織再生への効果の検討 | 桜井優 助教(山口大学) |
コーヒー摂取による抗パーキンソン病効果の機序の解明-カフェインとアデノシンA2A受容体の関係からー | 石橋賢士 研究員(東京都健康長寿医療センター研究所) |
コーヒー摂取習慣が脳卒中後の長期的な認知機能に与える影響の解明 | 須田聡 講師(日本医科大学大学) |