ダブルファーメンテーションプロセスのコロンビア。アメリカのコーヒーレビューサイトCoffee Reviewにて96点のハイスコア獲得したコーヒー。
久しぶりここまで黄色に近い浅煎りコーヒーを見た。まずはそこで驚く。そして、コーヒーを挽いてる間や、淹れてる間に漂うストロベリーのような芳しい香りがほのかに漂う。これがまた驚き。
味わいは、甘いストロベリージュースに、ほのかなピーチを感じさせてくれる、コーヒーではなくて、もはやジュース。
非常に浅煎りなので、淹れながらドライさが感じられるのかなっと思っていたが、後味などにもドライさも全く感じさせず、終始甘さを至極いっぱい感じられ、心地が良すぎる。
フレーバーのストロベリーやピーチは非常に明瞭な輪郭を持って感じられる。イチゴのフレーバーは、甘さを十分にもった高級なイチゴの他、(いい意味で)子供用のイチゴ味の歯磨き粉をおもわせるほど明確。ただアナエロのクセはあるので、苦手な人は苦手に思うはず。
酸味は言うほど強くはなく、バランスがとれている。逆に苦味などは全くなく、甘さが全体をしっかりとサポートしている。
もはやこのコーヒーはコーヒーではなく、ジュース。
勝手なイメージでは、リゾート地のビーチで横たわりながら、片手にするトロピカルジュースの印象。ビーチでこのコーヒーが出てきても、遜色ないレベル。
コーヒーから感じられる色合いはピンク色と澄んだ青色。
ハンドドリップとプレスで淹れ比べ。ハンドドリップではストロベリーのフレーバーをよく感じられる。ただこのコーヒーは淹れ方が難しく、雑味も出てしまった。その点、プレスでは何の苦労もなく、雑味などがないバランスのとれた味わいのコーヒーが抽出でき、こちらはストロベリーに加え、ピーチのフレーバーも楽しめた。個人的にはプレスで淹れてほしい。
水出しコーヒーで抽出
水出しコーヒーにしても、ピーチティーのような味わいの、とてもコーヒーとは思えない味わいになる。本当に美味。
口に含んだ瞬間、ピーチティーで、飲み口後半から後味にかけてピーチの華やかさが膨らむ。後味にかけて非常に甘い。
水出しコーヒーをすると良く出てくる、嫌な雑味やドライさは感じられず。
コスト高だが、希釈前の原液で、炭酸か何かで割ってドリンクが出来そう。
コーヒー豆を粗挽きで挽き、コーヒープレスにコーヒー粉とお水を入れる。 冷蔵庫で15時間ほど寝かす。15時間後抽出し、2倍で希釈。出来上がり☺︎
(*)覚えやすいように、水はコーヒー豆10gに対してお水100ccの分量。コーヒープレスがなければ容器でOK!
(**)粉量や寝かす時間、希釈量を変更すれば、好みにあった濃さの水出しコーヒーに調整できます。
プレスでアイスコーヒーを抽出
少し水っぽい印象を受けるが、魅惑的なストロベリーのフレーバーが非常に感じられる。もはやコーヒーの味わいは全くなく、子供用なフルーツジュース(イチゴ味)のような飲み物。
ただアナエロによる特殊な発酵から来る独特の味わいが苦手な人も中にはいそう。