去年タイミングを逃して買えず、猿田彦珈琲が毎月出すブレンドの中で特に気になっていた真夏の果実。
もう少し煎りが浅い明るめなブレンドを想定していたが、中深煎りですこし深めな味わいの中に、パパイヤやメロンといった少し粘着質な甘さを持つフルーツを感じられる。
コーヒー全体を通して堂々とした甘さを楽しめる。バターとまではいかないが、バターのニュアンスを思わせるようなおおらかな甘さがあり、後味は非常に優しい。
フレーバーはナチュラルプロセスのエチオピアが力を発揮しているのか、粘着質な甘さを持つフルーツさがある。ベリー、なんとなくバナナ、マンゴー、メロンのようなフレーバー。
酸味はそこまで強くなく、苦味も感じないが、ともに全体をサポートするほどにはほどよい。
イメージする印象はチョコレートコーディングされたフルーツ。なので、コーヒーから感じられる色合いは茶色の中に赤色といった具合。
来客に出すようなコーヒーというよりは、もう少し近い間柄の家族や友達と日常で飲みたいようなコーヒーかな。
ハンドドリップとプレスで淹れ比べた。個人的にはハンドドリップの方がこのコーヒーの良さが活かせられると思う。プレスではフルーツ系のフレーバーが抑えられ、チョコレート感が強くなってしまう。逆にハンドドリップはフルーツのフレーバーをより際立たせることができる。
プレスでアイスコーヒー。
アフリカのブレンドらしい、ジューシーなアイスコーヒー。エチオピアよりかはケニアっぽさ。後味にパパイヤ。
少し重ためで、暗い。ダークチョコレートの中に、ベリーを感じさせるようなフレーバー。少しビター。
果実ブレンドというよりは、ダークケニアブレンドって味わい。
水出しコーヒーにしてみた
水出しにしてはカラフルな印象を受けるアイスコーヒーで、
ブラウンシュガーのような甘さの中に、ベリーなどのフルーツとジャスミンの香りを楽しめる。
コーヒー豆を粗挽きで挽き、コーヒープレスにコーヒー粉とお水を入れる。 冷蔵庫で15時間ほど寝かす。15時間後抽出し、2倍で希釈。出来上がり☺︎
(*)覚えやすいように、水はコーヒー豆10gに対してお水100ccの分量。コーヒープレスがなければ容器でOK!
(**)粉量や寝かす時間、希釈量を変更すれば、好みにあった濃さの水出しコーヒーに調整できます。