久しぶりに山田珈琲に寄れた。
ケニアのブレンドながら、グレープフルーツのフレーバーと酸味がありながらも、後味の余韻が長い。
夏なんだけど、ゆっくりと味わいながら飲める。
別日、プレスで淹れてみたが、フレーバーが豊かでびっくりした。
プレスなのに、トロピカルジュースやミックスジュースを思い浮かべるほど、フルーティなフレーバーが感じられる。うまい。
プレスでアイスコーヒーも淹れたが、こちらは美味しかったが、そこまでっていう味だったけどな。
サマートーンは、多分アイスコーヒー向けのブレンドなんだろうが、味を知るためにまずはホットコーヒーを淹れる。
ケニアのブレンドらしく、ジューシーで重めな、トラディショナルなケニアな味わい。酸味があり、苦味はほとんどなし。チョコレートをベースに、ベリーとどことなくほのかなグレープフルーツを感じさせるようなフレーバー。それに加えて、肉汁が広がるような旨みを持つジューシーさと後味の甘さの心地よさが非常にこのコーヒーにはある。そして非常にクリーンなフィニッシュ。ボディは若干フルよりのミディアムボディで少し重たく、シルキーのようなきれいななめらかさを感じる。
コーヒーを飲んだ時の印象は、練乳をかけたかき氷をイメージした。後味の肉汁を思わせるような口の中に広がる甘さや心地よさがそう思わせてくれる。
ベリーなどの赤色も感じさせてくれるが、このコーヒーから感じる色合いは白色が強い。
1年後や2、3年後まで思い出せる(or覚えてる)ほどの味わいかは今はわからないが、後味の質感が非常に感動的で、スコアを5にした。美味しい。スコア4の他のコーヒーとは一緒ではない。
ハンドドリップとプレスで淹れ比べた。ハンドドリップは酸味がより鮮明でベリーを感じられる。その延長線に非常に感動的なジューシーさに出会える。プレスは非常に滑らかで、絹豆腐のよう。酸味とフレーバーは控えめ。
水出しコーヒーにしてみた。
味わい的にはどっしりとした重めなテイストもあるが、水出しコーヒーにしてはさっぱりとしていて、りんごのようなニュアンスと清涼感を楽しめる。後味には黒砂糖のような甘みが十分に感じられるが、少しドライ。
コーヒー豆を粗挽きで挽き、コーヒープレスにコーヒー粉とお水を入れる。 冷蔵庫で15時間ほど寝かす。15時間後抽出し、2倍で希釈。出来上がり☺︎
(*)覚えやすいように、水はコーヒー豆10gに対してお水100ccの分量。コーヒープレスがなければ容器でOK!
(**)粉量や寝かす時間、希釈量を変更すれば、好みにあった濃さの水出しコーヒーに調整できます。
プレスでアイスコーヒーを淹れた。
飲んだ最初の印象はアイスにすると、ホットにあったようなベリーのフレーバーや酸味が消えて、少し暗めな一般的なコーヒーになっちゃうんだと思ったが、
いやいや、違う、後から甘さがこれでもかというほど自己主張してきてやはりすごい。
フレーバーはチョコレート、かすかにシトラス、後味の甘さには高級で上質な甘さを伴う苦さのないカラメル(苦さではなく、甘さをカラメルで表現したい)が感じられる(もしくは良質なきび砂糖)。
チョコレートな少し暗いトーンな味わいで、突出して酸味を感じらるわけではない。苦さもほぼない。後味にかけて甘さが非常に強く、みたことのない心地よさがある。少し暗いトーンのコーヒーだが、後味にかけてはさっぱりとして、「雨が上がった後の気持ちの良い晴れ」といった印象を受ける。