キーコーヒーが毎年開催しているキーコーヒー・アワードというので2020年「エリア賞」に輝いたペランギアン産コーヒー。
ほのかなオレンジとさっぱりとした味わい、鼻に抜けるコーヒーの香りに後味はクリアで品質の良さは感じられる。
フレーバーにはオレンジ、黒蜜(糖蜜?)、ハーブがあり、特にオレンジのフレーバーはしっかりしているが、黒蜜のような甘さも感じられ、フレーバーの組み合わせが少し気持ち悪い。そこにハーブが加わることで薬草で作った薬液のような味わい。フレーバーもしっかりとしていて、不味くはないが、組み合わせがアンバランス。
オレンジのような甘みを伴った酸味はあるが、嫌な酸味や苦味は感じにくい。後味に香ばしいナッツのようなフレーバーと共に心地よい後味があり、クリアな印象。
コーヒーから受ける印象は、絵の具で緑色とオレンジ色を混ぜ合わせたような色合いが浮かぶ。
ハンドドリップとプレスで淹れ比べ。プレスの方が甘みのあるオレンジのようなフレーバーをより感じられ、全体的に丸い。ハンドドリップはオレンジフレーバーもあるものの、少しシャープな印象。