ゆっくり読書をしながら飲みたい秋の味。深煎り
2021年でスターバックス創業50周年。50周年を記念した別のブレンドがでるかと期待していたが、毎年販売されるアニバーサリーブレンド登場した。
深みのあるスターバックスのオーソドックスな味わい。マンデリンを飲んでるかというほど、パンチとコクがあり、スターバックスの深煎りへのこだわりが感じられる。
ハンドドリップとプレスで淹れ比べると、個人的には断然プレスで淹れる方がおすすめ。プレスではバランスが整った味わいで、深煎りによって生まれる滑らかなコクと甘さがしっかりと感じられる。こちらの方が一般的なマンデリンコーヒーの良いところが十分に楽しめる。フレーバーにはもち米を炊いた時のような香ばしい香りとチョコレート感のある味わい。後味にかけてはさっぱりとしているが余韻まで心地よい。
一方、ハンドドリップはさっぱりとはするが、少し舌がピリつく苦さがあり、それが重みに感じられる。こちらはカカオニブや苦いハーブ(?雑草)がある。
冒頭でも書いたが、スターバックスが生まれたばかりで店舗数も多くはない時期、創業者や初期のメンバーが、コーヒー豆や焙煎へに情熱をかけて、こだわってる姿が目に思い浮かぶような「深煎りのコーヒー」という印象。
今年のアニバーサリーブレンドは比較的さっぱりとしていて飲みやすい印象。苦味のあり、ボディもボールドな深い味わいのコーヒーだが、後味にかけて余韻は長く続き、クリーンで、心地よい。
秋を感じさせるブレンドで、この先冬が来るんだなと思わせてくれるような一杯。ゆっくりちびちび秋を感じたい。
このコーヒーはハンドドリップで淹れても、プレスで淹れても遜色なく美味しく、もしかするとプレスで淹れる方がより美味しい印象もうかがえる。
スターバックスのアニバーサリーブレンド。苦味があり、深煎りって感じのコーヒー。スターバックスのスマトラに似ているような風味で、酸味はまったくない。コクはあるがその分苦味もあるので、秋にゆっくり読書しながら飲むようなコーヒー。この苦味が移ろいゆく紅葉を思わせてくれるのがなんともいいコーヒー。